2014年4月24日 (木)

畑地のスミレ 
Viola arvensis

今年も勝手にビオラ・アルベンシス(Viola arvensis:スミレ科スミレ属)が咲き出しました。

種小名のアルベンシスは「原野や畑地の」という意味で、アルベンシスとつけられているのはヨーロッパでは古くから知られている普通のスミレということです。
そういう意味では繁殖力も強く、タネを播かなくても毎年花を見られるということです。
ヨーロッパの牧草地などに見られるビオラで、英名は Field Pansy (野原のパンジー)と呼ばれています。
日本でもすでに帰化している地域があり、「マキバスミレ」という和名が与えられています。

いつもこの時期に花をつけますが、一年草なのか、暑さに弱いのか、いつの間にかいなくなります。
そのため邪魔にはならないスミレです。

花の雰囲気からわかるように、サンシキスミレと同じメラニウム類のスミレで、葉もバンジーのような形をしています。繁殖力を買われてパンジーの交配親に使われたりするそうです。

いつもはクリーム一色の花が咲くだけでしたが、今年は花弁の先に紫が入った花をつけました。
サンシキスミレです。


Varvensis6


Varvensis7


Varvensis8

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2014年4月23日 (水)

2色咲きオダマキ 
Aquilegia pyrenica ssp. discolor

オダマキ、アクイレギア・ピレナイカ・ディスコロル(Aquilegia pyrenica ssp. discolor or Aquilegia discolor:キンポウゲ科オダマキ属)が咲きました。


Adiscolor10


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Adiscolor13


Adiscolor12


アクイレギア・ピレナイカは、フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈に自生するオダマキで、スペイン国内の自生地域によって個性を見せるオダマキです。

ピレナイカ・ディスコロルはスペイン南西部の岩地の岩の隙間に自生していいます。
オダマキ(Aquilegia flabellata v. flabellata)とそっくりの二色咲きの花を咲かせます。

昨年新たに種子を購入し、咲いたのが上2枚です。
以前から咲いている個体よりも、花も背丈も葉っぱも大きいです。
花は3cmほど、背丈10〜12cmで、3枚目の写真は以前のタイプで、これで花径2cm、背丈は5cm以下です。
2つのピレナイカ・ディスコロルのポットを並べてみました。小さい方がいかに小さいかお分かりいただけると思います。

小さいピレナイカ・ディスコロルの横で咲いているオダマキはアクイレギア・ララミエンシス(Aquilegia laramiensis:キンポウゲ科オダマキ属)です。
花は大きいけれど、背丈はララミエンシスより小さいピレナイカ・ディスコロルです。
ララミエンシスはまた後ほど紹介します。

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2014年4月22日 (火)

桃葉スミレ 
Viola persicifolia

ヴィオラ・ペルシシフォリア( Viola persicifolia:スミレ科スミレ属)が咲いています。


Vpersicifolia1


Vpersicifolia2


Vpersicifolia3


ヴィオラ・ペルシシフォリアは英国を含む北部ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、北アジアの石灰岩地帯の沼沢地に分布するスミレです。
沼地の土壌の中で地下茎を延ばして増えていきます。
沼地で見られるということで英名は fen viola (沼スミレ)です。

幅10〜15mmの中輪の淡い青紫色の花をつけます。
日本のスミレはもっとはっきりした色なので、もの足らないと思える薄い色です。でもこのボーッとした色が好きだと思う人も多いでしょう。
短い距はグリーンやクリームを帯びた白色です。

種小名のペルシシフォリアは「桃の葉の」という意味で、幅の狭い先の尖った楕円形の葉を示しています。

なお persici は「ペルシャの」という意味、folia は「葉の」という意味ですが、「ペルシャの葉の」を意味しているのではなく、桃の学名「 Prunus persica」の葉を意味しています。
モモバキキョウという葉の細長い桔梗がありますが、これも同じ種小名(Campanula persicifolia)から来ています。

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Corydalis cashmeriana