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2007年5月11日 (金)

岩?のオダマキ 
Aquilegia rockii

アクイレギア・ロッキイ(Aquilegia rockii:キンポウゲ科オダマキ属)が咲きました。
赤紫色のスリムな姿で、咲き始めは花弁の先の方がクリーム色をしています。

四川省の南に雲南省がありますが、両省の西側から、そこに接するチベット(西藏)自治区東部にかけての海抜3500mの地域で見つけられるオダマキです。
フウリンオダマキ(Aquilegia ecalcarata)とオオヤマオダマキの小型種(Aquilegia oxysepala v kansuensis)との交配種ではないかといわれています。

ロッキィという学名は岩の多いところで発見されたからかと思っていたら、中国の植物、特にシャクナゲを中心に収集したオーストリア系米国人ジョセフ・ロック(Joseph Rock)さんにちなんでつけられてそうです。
1946年に分類確定された、比較的新しいオダマキです。



Arockii1


Arockii2


Aquilegiarockii2


Aquilegiarockii3

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オダマキ (Aquilegia) (131)」カテゴリの記事

コメント

ptechさん、こんにちは、初めまして。咲くやと申します。
Aquilegia rockii を検索していてptechさんのブログに辿り着きました。

オダマキの詳しい解説と多くのオダマキを育てていらっしゃる事に、本当に驚いています。

私も以前、オダマキのコレクションをしていたのですが、堆肥の効いた庭の為、地植えすると、あっという間に大きくなって、あっという間にダメになってしまう事に限界を感じてコレクションを断念してしまいました。

最近、親株はダメになっても、こぼれ種で結構増える事に気付き、又、オダマキのコレクションを再開しようかと思っています。

A.rockiiについては、画像を検索していただけなのですが、ptechさんのオダマキのカテゴリーの中に、謎の「樺太オダマキ」についての記事があったので、読ませて頂きました。
私も先日、樺太オダマキの正体を突き止めようと検索していたところなんです。

山野草店のサービス品として届いた「八重咲きピンク樺太オダマキ」なるものがあるのですが、どうみてもローズバロウの薄くなったもので、距が全くなく、ptechさんの樺太オダマキとも違うようでした。

ア〇ムさんの「樺太オダマキ」の記述には、樺太産ではなく欧州産とありましたが、本物の樺太オダマキというのはシズノオダマキ、カシポ村オダマキ、樺太姫オダマキ以外には無いと云う事なのでしょうか?

他にも樺太オダマキの名前で全く違うオダマキがあったりしますが・・・

初めての訪問で長々とスミマセン。

投稿: 咲くや | 2008年5月17日 (土) 15時34分

咲くやさん、コメント残してくださってありがとうございます。
咲くやさんの樺太オダマキは距がなかったということですが、いろんな樺太オダマキが流通しているんですね。

樺太オダマキに関して、調べなおしていましたので返事が遅くなってしまいました。
咲くやさんがおっしゃるように樺太産オダマキは、シズノオダマキ、カシポ村オダマキ、樺太姫オダマキ以外はないと思います。

私はいつもアクイレギアについては Robert Nold著「Columbines」を参考にするのですが、この本にはシズノオダマキ、カシポ村オダマキ、樺太姫オダマキも登場していません。要するにローカルなオダマキということです。

アルムさんのアクィレギア・クレマスツム・プレナという学名も存在しません。さらにこの学名にはおかしなところがあります。アクイレギアは女性名詞ですから、種小名も女性形でなくてはなりません。つまりクレマスタでなくてはなりません。

距のない八重咲きオダマキについては、古くはバロウ系、最近では英国のナーセリーで流通している「Mrs. Scott Elliott」という園芸種の系統から生まれたアクイレギア cv クレマチフローラや cv クレマチキラという交配種です。これらのものが樺太オダマキかどうかはわかりません。
いずれにしろ Aquilegia vulgaris の八重咲き種ではないかというのが結論です。
樺太オダマキという売りやすい名で流通させているのではないかと思います。

投稿: ptech | 2008年5月18日 (日) 16時58分

ptechさん、こんにちは、咲くやです。
再度調べて頂いたそうで、有難うございます。m(__)m

やはり、巷で流通している樺太オダマキは、いい加減な名前だったのですね。
こういうのは本当に困ります。

ptechさんも『Columbines』をお持ちなんですね。
私は購入はしたのですが、英語はチンプンカンプンです。(^^ゞ
P135に、クレマチフローラの事が書かれてあるのですが、学名的にはクレマチフローラが正しいのかステラータが正しいのか、それぞれ別物なのか、又、原種交配を意味する「×clemachiflora」が正しいのか園芸種を意味する「Clemachiflora」が正しいのかよくわからないでいます。
更に、シークレットシード社にA.anemoniflora というのもあるのですが、これはクレマチフロラの事なのか何なのか・・・謎です。

A.`Mrs.Scott Elliott'は、画像を検索したところ、カエルレアによく似たロングスパーの花のようで、この花から更に改良されたのが‘マッカナジャイアント’だという記述がありました。『Columbines』のクレマチフローラについての記述には「nodding and spurless」とあるので、A.Mrs.Scott Elliottから生まれた系統ではないかと思われます。
ネット上にはA.vulgaris var.stellata という表記もあり、もしこの学名が本当だとしたら、ブルガリスの変種というのが正しいのかもしれないと思っています。

オダマキは育てるのが容易な為か、日本語の詳しい解説書が無いのが残念です。(´`)


投稿: 咲くや | 2008年5月19日 (月) 17時10分

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