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2008年10月30日 (木)

遅咲き?の仙人草 
Clematis terniflora

散歩の途中のフェンスに絡まっていたセンニンソウ(仙人草:Clematis terniflora:キンポウゲ科センニンソウ属)が今頃咲き出しました。

普通センニンソウは8月頃に咲きだし、今頃は花が無くなっている時期ですが、少し前から咲き出し、今が盛りです。
この辺ではハイキングコースのセンニンソウが8月初めに一番早く先、わが家のセンニンソウは9月になってから咲きます。
植物の園芸種は地域が違ってもだいたい同じ時期に咲きますが、野生種はそれと違って、環境条件がさまざまなので咲く時期がばらばらなんでしょうか。
したがって今頃咲いても、遅咲きではなくて、ばらつきのうちなんでしょうね。


Clematisterniflora7


Clematisterniflora8


Clematisterniflora9

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2008年10月29日 (水)

吹き戻しの花、高野箒 
Pertya scandens

ハイキングコースの崖にコウヤボウキ(高野箒:Pertya scandens:キク科コウヤボウキ属)が咲いていました。

コウヤボウキは関東以西から四国、九州にかけてよく見かける植物です。
一般的には日当たりのよいところに見かけますが、渓流沿いの日当たりの悪い、暗いところで咲いていました。ひょっとすると昨年と同じ場所かもしれません。
写真撮影には最悪の条件でした。何枚も撮りましたが、何とかお見せできるのは2枚だけです。

草のように見えますが、落葉低木だそうです。
一つの花には5枚の花弁があり、それが吹き戻しのように巻いています。


Pertyascandens5


Pertyascandens6


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2008年10月28日 (火)

知っているようで知らないお茶の花 
Camellia sinensis

公園の植え込みの中にチャ(茶:Camellia sinensis:ツバキ科ツバキ属)の花がひっそり咲いていました。

大きな木の北の日陰で、まさかこんな所に茶の花が咲いているとは思いませんでした。
サザンカにしたら小さいし、すべてうつむきに咲いていました。

いつものハイキングコースに茶畑(一番下の写真:山の傾斜地にありますが、これでも神戸市灘区です)があったので、散歩のついでにお茶の花を探してみました。
お茶の花は、刈り込まれているせいか、木の上部や側面には咲いておらず、茂みの下に咲いていました。
したがってのぞき込まなければ花は見えません。
懸命にのぞき込んでみると花が見えました。うん!同じでした。公園の木は葉の茂り方こそまばらですが、同じ花でした。

チャの花は2.5cmほどの白い花で、葉腋に下向きに咲きます。

花の後、1cmほどの、小さいけれどツバキのような堅い実ができます。実は緑から暗褐色に変わります。


Camelliasinensis1_2


Camelliasinensis4_2


ツバキの葉と違って葉脈に沿ってくぼんでいます。葉脈も羽状ではありません。

Camelliasinensis2_2


チャの果実。とても堅い実です。黒い実になっていきます。

Camelliasinensis3_2


山の中の茶園

Camelliasinensis5

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2008年10月27日 (月)

臭木の花? 
Clerodendrum trichotomum

クサギ(臭木:Clerodendrum trichotomum:クマツヅラ科クサギ属)の実がなっていました。

夏に見たクサギに実がなっているか見に行きました。
熟していない白い実もありましたが、青紫(碧)色のメタリックな実や十分熟した黒い実までありました。
実が熟しても萼が残って(宿存萼)おり、それが紅色に色づいて星状に開くと、まるで花のようです。

種小名( trichotomum )は三方に分かれたという意味で、三椏(ミツマタ)と同じで、枝が3方向に分かれながら伸びていきます。


Clerodendrontrichotomum5


Clerodendrontrichotomum6_2


Clerodendrontrichotomum7_2

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2008年10月26日 (日)

秋丁字の目の覚めるブルー 
Plectranthus longitubus

昨日のナギナタコウジュの傍にアキチョウジ(秋丁字:Plectranthus longitubus:シソ科ヤマハッカ属)が咲いていました。

秋の空のような爽やかなブルーの花を咲かせます。
私の好きな花です。
最近は園芸化されて白やピンクの花が流通していますね。

プレクトランサスという名で、夏中咲いている園芸種(Plectranthus verticilatusやPlectranthus nummularius)が売られていますが、花を見るとアキチョウジの仲間だとわかります。
葉は厚く艶があり、ラベンダー色の花をつけます。多くは南アフリカ原産なので地植えでも冬越ししているようです。


Plectranthuslongitubus5_2


Plectranthuslongitubus7


Plectranthuslongitubus8_2


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2008年10月25日 (土)

ブルーのなぎなた
Elsholtzia ciliata

ハイキングコースでナギナタコウジュ(薙刀香薷:Elsholtzia ciliata:シソ科ナギナタコウジュ属)がかたまって咲いていました。

秋になれば日本全国至る所にみられる一年草です。
この辺では2〜3本かたまって咲いているのはよく見かけますが、ここではミズヒキと競うようにたくさん咲いていました。

長い花序を伸ばし、花が陽の当たる方に向かって咲き、それが「なぎなた」のようなので、なぎなたと冠されています。
シソ科植物には珍しく花を包む苞を持っています。
植物体全体に毛が多いのですが、特に苞の外縁には毛が目立ちます。


Elsholtziaciliata5_2


Elsholtziaciliata6


Elsholtziaciliata7_2


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2008年10月23日 (木)

背高のっぽのススキ 
Miscanthus sinensis?

いわゆるススキ(Miscanthus sinensis:イネ科ススキ属)が空き地にはえていました。

いわゆると断ったのはススキにしては背が高いのです。背丈が2m近くあります。
パンパグラスにしても葉が太く短く、葉は茎から多数出ています。花も完全に開いているのか、そうでないのかわかりません。
このような特徴を持つのはハチジョウススキ(Miscanthus condensatus)ですが、フェンスで囲まれた場所にあり、近づけないので同定できません。


Cortaderiaargentea1


Cortaderiaargentea2

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2008年10月22日 (水)

返り咲きいろいろ 
Weigela, Hydrangea, Viburnum & Spiraea

いつも使っているコンピュータの入れ替えをしていて、データの引っ越しに手間取ってしまいました。
1週間近くブログのアップをサボると、いかにのんびりできるかとしみじみと感じました。
そのままブログが休業状態になりそうになったのですが、季節外れに頑張って咲いている花を見つけ、元気づけられて、自分に叱咤激励をしました。

ハコネウツギ(Weigela coraeensis:スイカズラ科タニウツギ属)です。
春に見た時よりきれいでした。
暑い盛りに咲いていたハコネウツギはこちらです。
どうもタニウツギの仲間は返り咲きが多いようです。

Weigelacoraeensis3_2


Weigelacoraeensis4


セイヨウアジサイ(Hydrangea macrophylla:ユキノシタ科アジサイ属)のようです。
初夏の花のように丸く咲いていません。
花はピンクがかっています。夏の花色はどうなんでしょうね。

Hydrangeamacrophylla5


Hydrangeamacrophylla6


これはすっかり落葉したオオデマリ(Viburnum plicatum:スイカズラ科ガマズミ属)でしょうか。1枚だけ残っていた葉脈の特徴からガマズミの仲間だとわかります。
春の姿はボール状に咲くオオデマリもこの時期はこんな咲き方です。
花の形がよくわかります。

Viburnumplicatum4


Viburnumplicatum5


これはコデマリ(Spiraea cantoniensis:バラ科シモツケ属)でしょうか。
こちらは普通に葉が残ってましたが、春に比べると花序が小さいです。

春に精一杯のおしゃれをしている花も、季節が違うと別の花のようですね。違った良さがあります。

Spiraeacantoniensis3


Spiraeacantoniensis4

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2008年10月15日 (水)

シクラメン・グラエカム2種
Cyclamen graecum v. graecum & 'Glyfada'

シクラメン・グラエカム(Cyclamen graecum ssp. graecum:サクラソウ科シクラメン属)が花盛りです。

亜種のグラエカムはギリシャを中心にペロポネソス半島(コリントス市のある半島)、エーゲ海の島々(ほとんどトルコ領内)、地中海のクレタ島に分布しています。
この株はタネを蒔いてから4年目ですが、この1年で球根が急に太ったので15cmポットに植え替えました。直径は12cmほどになりました。
グラエカムは球根の下部からしか根を出しませんので、このように用土からかなり球根上部を出して植つけます。
見た目にはよく似ているシクラメン・ヘデリフォリウムやアフリカナムは、球根のいたる所から根を出しますので、球根が見えなくなるように植え付けます。そこがヘデリフォリウムやアフリカナムと違うところです。
球根の形もこの2つは平べったい球根(クリームパン型)ですが、グラエカムは下部は平ら、上部は膨らんでいます。

下2枚はシクラメン・グラエカム「グリファダ」(Cyclamen graecum 'Glyfada':サクラソウ科シクラメン属)です。グラエカム「グリファダ」はアテネ南東部のグリファダで発見されたシクラメンの子孫(選別園芸種)です。
花はシクラメン・グラエカムと同じ(この個体の花はグラエカムよりスマートです)ですが、葉色が銀色をしています。

Cyclamen graecum ssp. graecum

Cyclamengraecum5_3


Cyclamengraecum6_2


Cyclamengraecum7_2


Cyclamen graecum 'Glyfada'

Cyclamenglyfada1_2


Cyclamenglyfada2_2


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2008年10月13日 (月)

中国のクサボタン 
Clematis heracleifolia 'China Purple'

北海道の花はおしまいにして、今日から我が家の花です。
2週間ほど前に咲き出したクレマチス・ヘラクレイフォリア「チャイナパープル」(Clematis heracleifolia 'China Purple' :キンポウゲ科センニンソウ属)です。今は一番下の写真のような状態です。

中国中・北部、朝鮮半島に自生するクレマチスで、クレマチスのくせにつる植物ではありません。
茎の上部や先端に集まって花をつける、この咲き方は一般的にヒヤシンス咲きと呼ばれています。
同じ分類(クサボタン節)に含まれる日本産のクサボタン(Clematis stans )よりも大きく、より濃い青紫色の花を咲かせます。4枚の顎は、開花後に外に反り返ります。

ヘラクレスとはギリシャ神話に出てくる半神半人の英雄です。その名をもらったヘラクレイフォリアという種小名は「ヘラクレスのような葉の」という意味ですが、他のクレマチスとは趣を異にする、大きく強くたくましい葉を持ったクレマチスということでしょうね。


Clematischinapurple1_2


Clematischinapurple2


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2008年10月12日 (日)

野生のホワイトキャンピオン 
Silene alba

札幌藻岩山の有料道路沿いの林にシレネ・アルバ(Silene alba:ナデシコ科シレネ属)が咲いていました。

原産地は地中海沿岸ですが、ホワイトキャンピオン(white campion)という名でヨーロッパ、北アメリカに広がっています。
北海道ではシレネ・アルバを至る所で見かけますが、群生してる様子はありません。
園芸店で売られている花が、野生でポツポツと咲いているのは可愛い風景です。

シレネ・アルバは雌雄異株で、この花は雌しべが花の中心で渦巻いていますから雌花です。
袋状の萼には暗紅色のスジが入っていますが、この写真のように花の時にはスジは薄く、枯れると濃くなるものや初めから濃いスジが入っているものまであるようです。
ハーブとして植えられていることもあり、サラダやスープの彩りとして葉や花使うようです。

この花の白はしっとりと落ち着いた色感があります。秋の冷え込みで朝露がついていました。


Silenealba1


Silenealba2


Silenealba3_2


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2008年10月11日 (土)

富貴草の白い実 
Pachysandra terminalis

札幌市藻岩山の展望台から登山道を少し下がった所でフッキソウ(富貴草:Pachysandra terminalis:ツゲ科フッキソウ属)見つけました。

フッキソウは常緑の木で、世界中で4種が知られており、その1種がこれです。
日本から中国北西部のかけて自生している、厳しい環境に耐えうる植物です。寒さにも極めて強いので自生しているのでしょう。そういうわけで園芸的にはグランドカバーとして近年用いられているようです。

葉は寒さに強そうな、光沢のある緑色をしています。 冬も緑の葉があり、地下茎で株がどんどん増えていくので、めでたい富貴草という名を頂戴しました。同じ理由で吉祥草という名も持っています。

園芸的には愛でられることのない白い花は雄しべが束になって集まったもので、春に咲かせる蕾を秋につけています。

白い実を付けていたのはこの株だけで、他の株の実は鳥に食べられてしまったのでしょうか・


Pachysandraterminalis1


Pachysandraterminalis2_2


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2008年10月10日 (金)

ヤマハハコの枯れ姿 
Anaphalis margaritacea

札幌の藻岩山の展望台から少し下ったところでヤマハハコ(山母子:Anaphalis margaritacea:キク科ヤマハハコ属)を見つけました。

ヤマハハコは本州中部以北に自生しており、ヒマラヤからベーリング海峡を渡って北アメリカにも分布しています。
淡黄色の頭頂花は枯れてしまって焦茶色になっていますが、白い花が咲いているように見えます。
花に見える部分は総苞(蕾を包んでいる葉っぱ群)で、総苞片が白い花びらのように見えます。
葉の裏や茎は軟毛がびっしり生えていて白く見えます。
細長い葉は厚くて表面には軟毛があり、白っぽく葉のように見えます。
小さいけれど、目を凝らして見ると、なかなかかわいい花です。


Anaphalismargaritacea1_2


Anaphalismargaritacea2_2


Anaphalismargaritacea3_2

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2008年10月 9日 (木)

山の上で波来草 
Scutellaria strigillosa

札幌市南区の藻岩山の展望台付近の草むらでナミキソウ(浪来草:Scutellaria strigillosa:シソ科タツナミソウ属)を見つけました。

ナミキソウは海岸近くの砂地に自生していると言われていますが、そんなことはないようです。
さすがに9月の下旬でしたので咲いているのは1本だけでした。
我が家のナミキソウと比べても背が低く、花をつけているものでも背丈も15cmほどでした。
そのぐらいの背丈で群生していましたから花の時期なら、さぞ見事だろうと思います。

タツナミソウ(Scutellaria indica)と違う点は、花の付き方と下唇弁の模様です。わかりますでしょうか。


Scutellariastrigillosa5


Scutellariastrigillosa6_2


Scutellariastrigillosa7_2


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2008年10月 8日 (水)

北海道はやっぱりハマナス 
Rosa rugosa

札幌藻岩山の展望台の植え込みにハマナス(Rosa rugosa:バラ科バラ属)が咲いていました。
ハマナスと言えば北海道ということを強調しているのでしょうか。

一般にはハマナスは北海道の植物というイメージがありますが、東アジアの温帯、亜寒帯と、日本の北海道から太平洋岸に下っていくと茨城まで、日本海側は鳥取、島根あたりまでに分布する落葉低木です。

花は大きな濃桃色で、見ての通り一重のバラそのものです。
葉は表は葉脈に添ったしわがあり、裏には軟毛が密集しています。

9月頃にミニトマトのような紅色の直径2cmほどの実がなります。
ハマナシという別名があり、果実のイメージから浜梨とついたという説があります。


Rosarugosa1


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Rosarugosa3_2

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2008年10月 7日 (火)

札幌で品川萩 
Melilotus suaveolens & alba

北大植物園でデジカメの電池が切れてしまって、日が明けて次の日(9月22日)は札幌南部の藻岩山に行きました。
藻岩山は500mほどの札幌が見渡せる山で、ロープウエイとスキー場があります。

有料道路に入る前に、傍を流れる豊平川の河原を観察してみました。
黄色いシナガワハギ(品川萩:Melilotus suaveolens:マメ科シナガワハギ属)と白いシロバナシナガワハギ(白花品川萩:Melilotus alba:マメ科シナガワハギ属)が同じ所に咲いていました。

シナガワハギもシロバナシナガワハギもヨーロッパ、中央アジア原産の帰化植物で、このふたつは花の色が違う以外、よく似ています。葉も似ており、3枚の葉(小葉)がセットになって茎についています。
ふたつともミツバチの蜜源になっています。
江戸末期、品川の宿付近で咲いていたのでこの名があるそうです。

これだけ近くで咲いておれば雑種があるのではないかと中間的な外形のものがないか探しましたが、そんなものは見つかりませんでした。


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Melilotussuaveolens2_2


Melilotusalba3_2

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2008年10月 6日 (月)

トリカブトを前にカメラの電池が・・・
Aconitum japonicum 

北大植物園の中には至る所にオクトリカブト(奧鳥兜:Aconitum japonicum:キンポウゲ科トリカブト属)が咲いていました。
こんなに繁殖力の強い日本古来の植物があるのかというのが率直な感想です。

オクトリカブトは東北から北海道西南部の山地の湿った林床や渓流沿いなどに生に自生しています。トリカブト(Aconitum carmichaelii)に比べると花の色にむらがあるようです。

トリカブトの花は妙な形をしていますが、花弁は頂萼片を兜の葉にかぶっていて見えません。そして雄しべや雌しべは側萼片に挟まれて隠れています。
そのことは2枚目の蕾の時の写真を見れば、私たちが見みているのは萼だと納得できます。
キンポウゲ科の常で、花に見えるところは萼なんですね。

この直後デジカメの電池の電力が0なり、休みを入れながら、だましだまし使いましたが、画像として残っていませんでした。万事休す。
ショックでした。


Aconitumsubcuneatum1


Aconitumsubcuneatum2_2

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2008年10月 5日 (日)

リリアン編みの蝦夷唐打草 
Sanguisorba japonensis

時季外れなのかひっそりとした北大植物園のロックガーデンにエゾトウウチソウ(蝦夷唐打草:Sanguisorba japonensis:バラ科ワレモコウ属)が咲いていました。

エゾトウウチソウは北海道日高、十勝地方の山地の湿った岩場や川原などに自生しており、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠA類(CR)の「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」に指定されている植物です。
トウウチとは唐(中国)の打紐(リリアン編みのように袋状に編んだ紐)のことで、その雰囲気と花が似ているのでつけられたようです。

エゾトウウチソウには花弁はなく、紅紫色の雄しべが目立っています。同じ仲間にカライトソウ(Sanguisorba hakusanensis)があり、色といい、見た目といい、花がよく似ています。
しかしよく観察すると、カライトソウは雄しべが6から12本と多いのですが、エゾトウウチソウはワレモコウ属の常識で4本です。そのため試験管洗いのブラシのような感じがします。
花穂は垂れていると言われていますが、私が見たのはこの通り、シャキッと立っていました。


Sanguisorbajaponensis1


Sanguisorbajaponensis2_2


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2008年10月 4日 (土)

ベンケイソウも見せばや 
Hylotelephium erythrostictum

北大植物園のロックガーデンにベンケイソウ(弁慶草:Hylotelephium erythrostictum:ベンケイソウ科ヒロテレフィウム属)が薄いピンクの花をつけていました。

北海道、本州中部以北の山地の岩場に分布、北の方だけではなく九州、中国にも見られるそうです。
九州に飛び地の分布が見られるのは中国から渡来したからでしょうか。
ベンケイソウは昨日のヒダカミセバヤと同じ仲間です。明るいヒダカミセバヤと違って、こちらは地味な色合いですが、茎が直立して背丈が高く、50cm以上になります。
日本では昔から庭先に栽培されていましたが、明治になって渡来したオオベンケイソウ(Hylotelephium spectabile)に取って代わられ、今ではベンケイソウといえばオオベンケイソウを指すことが多くなり、混同されていることがあるようです。
オオベンケイソウに比べると花の色が薄いのですが、開花直前の葯が濃赤紫色になり、薄緑の萼、淡いピンクの花弁、赤い葯がたおやかな色合いを醸しています。

ベンケイソウという名は挿し木が容易で、乾燥に強い所から、武蔵坊弁慶に例えられたと言われています。


Hylotelephierythrostictum1


Hylotelephierythrostictum2

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2008年10月 3日 (金)

「見せばや」と焦る気持ち 
Hylotelephium cauticolum

北海道大学の中をくまなく歩いた後、日を改めて北海道大学植物園に行きました。
この時期(9月21日)あまり花が無かったのですが、ロックガーデンの中で一番目立っていたのがヒダカミセバヤ(Hylotelephium cauticolum:ベンケイソウ科ヒロテレフィウム属)でした。

マンネングサの花の色をピンクにしたような花が華々しく咲き誇っていました。
楕円形の葉は粉帯してパステルグリーン色をしていて、花のピンクによくあっています。

ヒダカミセバヤは道南部の海岸に自生するベンケイソウの仲間ですが、誰かに「見せばや」と思うほど目立つ花です。
実のところこの花を見て「見せばや」と思うのは大げさと思っていたのですが、岩場に垂れ下がる大株のヒダカミセバヤを目の前にして納得しました。


Hylotelephiumcauticolum1


Hylotelephiumcauticolum2_2


Hylotelephiumcauticolum3


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2008年10月 2日 (木)

恐るべき侵入者のホソバウンラン 
Linaria vulgaris

北海道大学の外れも外れ、創成科学共同研究機構などの新しく建設工事が進んでいる一角で、ホソバウンラン(細葉海蘭:Linaria vulgaris:ゴマノハグサ科ウンラン属)がそこら中、至る所に咲いていました。

遠目にキンギョソウが植えられているのかと思いましたが、人が植えた様子はなく、葉を見てホソバウンランとわかりました。
ホソバウンランはヨーロッパや北アジア原産で、大正の初めの頃に観賞用として日本に入っていたようです。
野生のウンラン属は更地になった土地に、条件が悪く、未だ雑草が生えていないようなところに真っ先に生えてくる植物で、ここでもホソバウンランは客土された砂地に立派な花を咲かせていました。
ここ以外では見かけなかったので、更地を好むようですが、こんな花なら害にはならないのではないかと思ってしまいます。

ホソバウンランは背が高いのですが、工事中で木も植えられていない吹きさらしの所では、寝てしまって、地面を這っていました。風が強く、花がブレてなかなかいい写真が撮れませんでした。

葉っぱに比べて大きめの花の色はこのようなクリーム色から黄色までありますが、下唇弁には濃い黄色の模様があります。
葉っぱは細いのですが長くはありません。


Linariavulgaris1


Linariavulgaris2_2


Linariavulgaris3_2

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2008年10月 1日 (水)

牛蒡の花 
Arctium lappa

北海道大学のポプラ並木の傍でゴボウ(牛蒡:Arctium lappa:キク科ゴボウ属)を見つけました。

始めアザミの仲間と思って調べましたが特定できませんでした。
人からゴボウと教えていただきました。

ゴボウは短命な多年草で、ユーロッパやアジアに分布しています。
日本では根菜として縄文時代から食されていたと言われています。
総苞片が棘状になっていて、先には鉤がついています。そこから申し訳なさそうに顔を出している花弁は、アザミと同じように筒状花だけです。
アザミと明らかに違うのは葉で、柔らかくまあるい形をしています。
アザミの葉を食べるのは無理ですが、この葉っぱなら食べられそうです。


Arctiumlappa1_2


Arctiumlappa3_2


Arctiumlappa2


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