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2009年6月29日 (月)

ニコチンの花 
Nicotiana alata

ライムグリーンのニコチアナ(ニコティアナ・アラタ:Nicotiana alata:ナス科ニコチアナ属)が咲いていました。

ニコティアナ・アラタハナタバコという和名を持つアメリカ原産の非耐寒性1年草です。本来の花の色は白で、背丈も1mを越え、葉の大きさも30cmになるそうです。
園芸品種化によって背が低くなり、花色もクリーム、ピンク、赤、紅色が作られ、このような花色もできています。

なおタバコになるのはニコティアナ・タバクム(Nicotiana tabacum)というタバコ臭さが充満しているような名前(ニコチンとタバコ)です。

なお管理人はタバコは嫌いではありませんが、タバコ愛好家のマナーの悪さが嫌いです。なおタバコを長期にわたって吸い続けると慢性閉塞性肺疾患になり、心肺機能が低下して酸素ボンベを引きずって生活しないといけなくなります。タバコの習慣性はモルヒネと同じぐらい強く(離脱症状に耐えられないために止められない)、喫煙者がタバコをやめることはほとんど無駄な努力のようです。

イランでは水パイプ用のタバコに使われることもあったそうですね。とすればタバコの代用になるのでしょうか。

属名はフランスにタバコを伝えたポルトガル駐在のフランス大使ジャン・ニコ(Jean Nico)に因みます。

それにしてもタバコを忘れさせる爽やかなライムグリーンです。


Nicotianaalata1


Nicotianaalata2


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八重のヘメロカリス 
Hemerocallis cv 'Apricot Jam'

八重のヘメロカリスが咲いています。多分「アプリコット・ジャム」(Hemerocallis cv 'Apricot Jam':ユリ科ワスレグサ属)だと思います。

ヘメロカリスはノカンゾウユウスゲの仲間で、戦後日本や中国で採取された野生種をアメリカで交雑させ、改良されたものです。戦後アメリカの園芸家の力によって作出された植物です。

花は一日でしぼんでしまうことから、ディリリー(day lily)と呼ばれるようになりました。
花色は黄やオレンジ、赤があり、薄紫もあるそうです。しかし完全な白はありません。

アプリコット・ジャムは杏色の花色で、完全な八重です。さらに花びらの縁がフリル状になっています。
下の写真は花茎から同時に3つ花をつけ、とても豪華です。でも花の様子がどうなっているのかよくわかりません。


Hemerocallisapricotjam1


Hemerocallisapricotjam2

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2009年6月28日 (日)

ヒソプ 
Hyssopus officinalis

ヒソプ(ヒソプス・オフィシナリス:Hyssopus officinalis:シソ科ヤナギハッカ属)が咲いていました。

ヒソプの仲間は中央アジアから東地中海沿岸に10種ほどが自生していると言われています。

ヒソプス・オフィシナリスは和名をヤナギハッカ(柳薄荷)といい、地中海沿岸に分布している亜低木です。
オフィシナリスという種小名は「薬用の」という意味で、ヨーロッパで古くからハーブとして利用されています。

細長い葉がまばらにつく茎は直立し、上部に爽やかな香りのする花を咲かせます。
野生種は紫色の花をつけますが、白やピンクなどの園芸種があります。


Hyssopusofficinalis1


Hyssopusofficinalis2

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レモンの香り、レモン以上 
Backhousia citriodora

レモンマートル(バクホウシア・シツリオドラ: Backhousia citriodora :フトモモ科バクホウシア属)が植えられていました。

バクホウシア属は6種ほどの小さなグループですが、全て東オーストラリアの熱帯雨林帯に自生する常緑樹です。マートル(Myrtle)と呼ばれるギンバイカもフトモモ科ですが、属が違います。

レモンマートル(Lemon Myrtle)は、オーストラリアのクイーンズランド州の海岸沿い、ブリスベン市からケアンズ市あたりの亜熱帯性地域に自生する常緑低木です。日本でも暖地であれば屋外で育つので垣根などに使われています。
葉を揉むとレモンの爽やかな香りがします。

レモンマートルはレモンなどに含まれる柑橘系芳香成分のシトラール(citral)を、柑橘系果物以上に葉に含むハーブです。それでレモンの香りがするんですね。
柑橘系果物以外にシトラールを含む植物はレモングラス、バーベナ、山椒などが知られています。


Backhousiacitriodora1


Backhousiacitriodora2


花弁が落ちるとこんな感じ。

Backhousiacitriodora3

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2009年6月27日 (土)

涼しげなシラサギカヤツリ 
Rhynchospora colorata

ご近所にシラサギカヤツリ(白鷺蚊帳釣り:リンコスポラ・コロラタ:Rhynchospora colorata:カヤツリグサ科ミカヅキグサ属)が咲いていました。

シラサギカヤツリは北米南東部、バージニア州からニューメキシコ州、カリブ諸島にかけての湿地に自生する植物で、現地ではシロボシスゲ(White Star Sedge)と呼ばれています。

茎の先に星のような形をした花をつけますが、この花弁のような細長い部分は包葉で、本当の花は中心部の部分で、萼と蕊だけの花が多数集まっています。
包葉が白くなるのはドクダミやハンゲショウもそうで、虫の注意を引くためと言われています。しかしミカヅキグサ属は虫媒花ではないので、何の意味があって白くなるのでしょうね。

すらっと長く伸びた茎と白い花が非常に涼しげです。


Rhynchosporacolorata1


Rhynchosporacolorata2

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夏のアカシア 
Acacia uncinata

アカシアといえば3月ごろに木全体を黄色にして春を知らせてくれますが、いまごろアカシアが咲いていました。
四季咲きするアカシア・レティノデス(Acacia uncinata:マメ科アカシア属)です。

オーストラリアではウイーピング・ワトル(weeping wattle:枝垂れ編み枝)と呼ばれている常緑低木です。
春咲きですが、このように真夏や晩秋にも開花するそうです。

葉に特徴があって、長さ3cm、幅1cmほどの卵形で、厚みがあってうねります。
枝は長くなれば垂れてきます。花はボール状のやや淡い黄色で、やはりこの時期、花の咲き方が淋しくて、木が全体が黄色になることはないようです。


Acaciauncinata1


Acaciauncinata2


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2009年6月26日 (金)

黄色いセリ
Foeniculum vulgare

フェンネル(フォェニクルム・ブルガレ)(Fennel:Foeniculum vulgare:セリ科ウイキョウ属)が咲いていました。

ウイキョウ(茴香)呼ばれる地中海沿岸に自生する野菜で、平安時代に中国から到来したと言われています。

背丈は1mを越える高さです。葉はアスパラガスの葉のようで、細かく分かれて糸状になっています。
フェンネルの変種、イタリアウイキョウは地際から10本ほど出る葉柄の付け根が肥大します。イタリアではフィノッキオ(finocchio)と呼び、それをサラダやスープの野菜として用います。
写真のフェンネルはイタリアウイキョウではないようです。

また果実はフェンネルシードといい、甘い香りと苦味が強く、薬用・香味料として使われます。
 
小さな花ですが、鮮やかな黄色なので遠くから目を引きます。


Foeniculumvulgare1


Foeniculumvulgare2

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夏の金魚草と呼ばれる花 
Angelonia angustifolia

ご近所にアンゲロニア・アングスティフォリア(Angelonia angustifolia:ゴマノハグサ科アンゲロニア属)が咲いていました。

アンゲロニア属はメキシコからブラジルまでのアメリカ大陸の広範囲にわたって約30種が分布する熱帯性、亜熱帯性の多くは多年草です。

アンゲロニア・アングスティフォリアはメキシコから西インド諸島に分布し、アンゲロニアの直立する種類です。
英名はサマー・スナップドラゴン(Summer snapdragon)、夏のキンギョソウと言います。なるほどキンギョソウのようなローズ色から紫までの2cmほどの花を咲かせます。園芸種として改良され白や、この写真の花のような二色のものもあります。

比較的寒さに強く0℃近くまで耐えることができるようですが、寒い地方では1年草扱いです。


Angeloniaangustifolia1


Angeloniaangustifolia2

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2009年6月25日 (木)

シーオニオンというタマネギ?

ご近所のお宅にオルニソガルム・カウダツム(Ornithogalum caudatum:ユリ科オルニソガルム属)が咲いていました。

花は1.5cmほどで房状に多数つけます。花弁には緑の帯が入っています。
英名をfalse sea onionといい、それを直訳して偽海葱(ニセカイソウ)呼ばれています。
でも和名はコモリカイソウ(子守海葱)と言います。大きな球根を露出させて植え付けると子球を沢山つけるからこう呼ばれているそうです。
写真の株は球根が埋められてしまっていて、どんな球根か確認できませんでした。

ところでこれが偽海葱という名をつけられているということは本物の海葱(sea onion)があるわけです。海葱という植物は、アルジェリア東部を中心に地中海地域の海岸に野生するウルギネア・マリティマ(Urginea maritima:ユリ科ウルギネア属)です。
実物をみたことがないのですが、子どもの頭ほどの鱗茎(タマネギ)から高さ1m以上にの花穂を伸ばし、白色の花を多数総状につけるそうです。花には緑の帯が入っていないのですが、オルニソガルム・カウダツムの大型のような姿をしています。
海葱というのは種小名マリティマが「海の」という意味を持つからだと思います。


Ornithogalumcaudatum1


Ornithogalumcaudatum2


Ornithogalumcaudatum3_2

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クリオネのタツナミソウ 
Scutellaria ovata

スクテラリア・オバタ(Scutellaria ovata:シソ科タツナミソウ属)が咲きました。

米国北東部を除いて東部には普通に見られるタツナミソウです。東はメリーランドやオハイオ州、西はミネソタ州、南はフロリダやテキサスの石灰岩地の林や河岸に自生してるそうです。

花はタツナミソウ属に多い紫色で、唇弁に2本の白いラインが入ります。
花の特徴は上唇弁が4裂していて、この上唇弁の様子が、私にはクリオネが手をパタパタさせながら泳いでるように見えます。

現地ではハート葉タツナミソウ(heart-leaved skullcap)と呼ばれているように葉に特徴があります。タネを蒔いて芽が出てきた時には紫色の葉でしたが、大きくなると紫がかったメタリックな色の葉になりました。花穂が出てくる頃になるとその艶が失われます。
なおオバタという種小名は「卵形の」という意味で、葉の特徴を示しています。

暑い地方では花の後、夏眠に入るそうです。


Scutellariaovata1


Scutellariaovata2


Scutellariaovata3


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2009年6月24日 (水)

モーズイカの洪水 
Verbascum thapsus

先日お知らせした空き地のビロードモウズイカ(Verbascum thapsus:ゴマノハグサ科モウズイカ属)の群生の様子をお伝えします。

4年ほど前、この土地を踏み固めて約1年間工事事務所が建っていました。
それが撤去された跡地は草も生えない状態で、一部は崩れを防止するためにブルーシートがかけられていました。
2年前の初夏にビロードモウズイカ1本だけひっそりとが花をつけました。
昨年は数本のビロードモウズイカが咲きました。
今年はこんな状況です。町の中でこんな状態になるとは、恐るべしモーズイカ!

バーバスカム好きの私としては好ましい景色です。
写真を写している時、散歩中の方が「気持ちが悪い」と話されて通り過ぎました。
そのうちきっと刈り取られるのでしょうね。


Verbascumthapsus5


Verbascumthapsus6


Verbascumthapsus7_2

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白いブッシュミント 
Prostanthera cuneata

カンカン照りの中、ブッシュミント(プロスタンセラ・クネアタ:Prostanthera cuneata:シソ科プロスタンテラ属)が咲いていました。

オーストラリアの固有種で60種あまりがあるそうですが、その内10数種が日本で流通しているといわれています。
プロスタンセラの仲間は青紫色や赤、黄、緑のものがありますが、これは白花種として知られているプロスタンセラ・クネアタです。花の大きさは、幅1.5cmほどの大きめの花をつけます。

クネアタはオーストラリア南東部ビクトリア州の海抜1200〜1500mの山地に分布する高山性のプロスタンセラです。タスマニア島(州)にも自生しているそうです。ですから日本では容易に屋外で越冬できるようです。

初夏に一斉に咲かせますが、時期を過ぎるとポツポツとしか花をつけません。
葉にミントのような香りがあるので、ブッシュミントと呼ばれます。しかしミントのような柔らかい葉ではなく細め、小さめの厚い葉です。


Prostantherarotundifolia1


Prostantherarotundifolia2

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2009年6月23日 (火)

山のユキノシタ 
Saxifraga stolonifera

山のハイキング・コースにユキノシタ(雪の下:Saxifraga stolonifera:ユキノシタ科ユキノシタ属)が群れて咲いていました。

ユキノシタは北海道以外の日本から中国にかけて、湿った半日陰地の岩場などに自生する多年草です。耐陰性が高いので、庭の陰になる所にグランドカバーとして庭によく植えられています。

ランナーを出して増えていきますが、その繁殖力には驚かされます。種小名のストロニフェラというのは「ランナーのある」という意味で、ジンジソウやダイモンジソウなどユキノシタとしては当たり前ですが、サキシフラガ(クモマグサの仲間)では珍しい特徴なんですね。


Saxifragastolonifera5


Saxifragastolonifera6


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ブルーのクサギ、クレロデンドルム 
Clerodendrum ugandense

ご近所にクレロデンドルム・ウガンデンセ(Clerodendrum ugandense:クマツヅラ科クレロデンドルム属)が鉢植えで咲いていました。

ウガンデンセという種小名から推測できるようにアフリカ・ウガンダに自生する熱帯性のクサギの仲間です。
成長すると3mにもなり、蔓性がありますが、若い株で鉢花の時は蔓の感じはしません。
幅1.5cmほどのツートンカラーの青い清楚な花が房状に咲きますが、10cmほどある葉が花の大きさとのバランスを崩しています。

ウガンデンセの4本の雄しべ花は、開きかけの時には花の中心部にありますが、日が経つにつれが湾曲しながら花冠から突き出てきます。
葯の色も縞の入ったブルーから茶色くなっていきます。雄しべが伸びきったところで、先に伸びていた雌しべと再会します。
めでたく受粉すると雌しべの先が2つに割れます。面倒なプロセスですね。
写真は、時間的に下から上に開く様子を表しています。

花の中央に毛が生えています。これも写真に撮って初めて気がつきました。


Clerodendrumugandense1


Clerodendrumugandense2


Clerodendrumugandense3

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2009年6月22日 (月)

シンプルエキナセア 
Echinacea purpurea

公園にエキナセア・プルプレア(Echinacea purpurea:キク科ムラサキバレンギク属)が咲いていました。

北アメリカ、オハイオ州からジョージア州にかけて自生する高さ1mほどの多年草です。

舌状花(花弁に見える部分)は咲き進むと垂れ下がっていくので、纏(火消しのまとい)の馬簾に似ているので、ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)と呼ばれています。
この色合いのものは原種に近く、あまり改良されていないようですが、個人的にはこの色合いは好きです。


Echinaceapurpurea4


Echinaceapurpurea5


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初夏の山法師 
Cornus hongkongensis

常緑性のヤマボウシ、コルヌス・ホンコンエンシス(Cornus hongkongensis:ミズキ科ミズキ属)が花をつけていました。

コルヌス・ホンコンエンシスは、ヤマボウシ(Cornus Kousa)の花が終わった、この時期(6月後半)に花を開きます。
多分「月光」(Cornus hongkongensis 'Gekkou')という常緑ヤマボウシの選抜種だろうと思います。「月光」は木全体が真っ白になってしまうほど花付きが良く、幹立性が強く横に広がりません。

少し前(2週間ほど前)までは薄いライム色の小さい花だったのですが、昨日見に行くと真っ白の大きな花に育っていました。中心の蕾の大きさは変わっていませんが、花びら(萼片)の大きさが2週間前と昨日とでは全然違います。ヤマボウシの仲間は小さい花びらが開いた後、葉が育つように花びらが大きくなっていきます。

最近ではヤマボウシは以前のミズキ属からヤマボウシ属( Benthamidia:ベンサミディア )に分類されるようになりました。したがってホンコンエンシスも Benthamidia hongkongensis という学名で表記されるようです。分類の属が時代と共に変わるのは分類学の進歩ですからいいとして、たとえばヤマボウシが、コルヌス・コウサ Cornus Kousa から ベンサミディア・ヤポニカ Benthamidia japonica へという具合に、全く異なる植物のごとく種名が変わってしまうのにはついて行けません。


Cornushongkongensis7


Cornushongkongensis8


Cornushongkongensis9


2009年6月5日撮影

Cornushongkongensis4

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2009年6月21日 (日)

息も絶え絶えウツボグサ 
Prunella vulgaris

公園の雑草の中にプルネラ・ブルガリス(Prunella vulgaris:シソ科ウツボグサ属)が咲いていました。

プルネラ・ブルガリスはセイヨウウツボグサ(西洋靫草)と呼ばれ、ユーラシア大陸からヨーロッパ、北米に広く分布する宿根草です。
花茎の先端に花茎を取り巻くように花をつけ、花が終わっても暗褐色の萼をつけたままで、花びらだけ枯れます。背丈は15cmぐらいです。
カンカン照りの元で、花は痛んでいますが、丈夫な宿根草のようです。
日本にはこんなウツボグサがあります。昨年咲いたのですが花をつけたまま突然枯れました。


Prunellavulgaris1


Prunellavulgaris2_3


Prunellavulgaris3

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そばかすサルビア 
Salvia x superba

散歩の途中、サルビア・スペルバ(Salvia x superba:シソ科サルビア属)を見かけました。

サルビア・スペルバは、Salvia sylvestris と Salvia villicaulis の交配種だそうです。

花は濃い紫色で、苞も紫色をしています。花の上唇弁にはそばかすのように白い斑点があります。こんな目立たない斑点だけれど、この花だという特徴を持っているんですね。

小さな花ですが、花序が長いので結構背が高くなり、60〜90cmあります。
紫色の長い花穂が遠くからでも目につきます。


Salviasuperba2_3


Salviasuperba1_3


Salviasuperba3

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2009年6月20日 (土)

夏の雪 
Melaleuca linariifolia

メラレウカ・リナリフォリア(Melaleuca linariifolia:フトモモ科メラレウカ属)が咲いていました。

前にメラレウカ・スクアロサ(Melaleuca squarrosa)をご紹介しましたが、こちらは柳の葉のように葉の細いタイプです。

花もスクアロサに比べると繊細で、ブラシの木というより、鳥の羽根、あるいは白い綿が木に絡んでいるように見えます。
英名はスノー・イン・サマー(Snow in summer)と言い、遠目に見ると木が雪をかぶっているように見えます。
現地ではフラックスリーフ(亜麻葉)・ペーパーバーク(紙のような樹皮)(Flaxleaf paperbark)と呼ばれ、幹をつかむと、樹皮が幹から浮いていてふかふかしています。


Melaleucalinariifolia1


Melaleucalinariifolia2_2


Melaleucalinariifolia3

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大きな白いセージ
Salvia argentea

今は根生葉だけになっているのですが、少し前にお年寄りたちが手入れしている公園にサルビア・アルゲンテア(Salvia argentea:シソ科サルビア属)が咲いていました。

半月ぐらい前までは白い大きな花をつけていました。品種が分からず、探す間もなく(1日2ブログアップしていて知らない花を探す時間がありませんでした)、あっという間に半月近く過ぎてしまいました。
先日品種が分かったので見に行ったら、花茎が根本から切られていました。

アルゲンテアはサルビアの中では1m近くになる大型で、花も5cmほどあります。
種小名アルゲンテア(argentea )は銀色を意味しており,特徴的な葉の色から来ています。根生する葉は若い頃は柔毛が蜜に生え、真っ白に見えるので、和名をビロードアサギリ(天鵞絨秋桐)といい.英名も同様にシルバーセージ(silver sage)です。

本来多年草ですが、二年草とされるほど寿命が短く、花後、種を付ける前に茎を切りおとしておけば翌年も開花するといわれています。


Salviaagentea1


Salviaagentea2


Salviaagentea3

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2009年6月19日 (金)

ラベンダー? シルバーグレーの葉 
Santolina chamaecyparissus

空梅雨の炎天下、雑草も枯れかかっている空き地にサントリナ・カマエシパリッスス(Santolina chamaecyparissus:キク科サントリナ属)が元気に咲いていました。

サントリナ属は南ヨーロッパ(仏、尹、西)原産で10種類ほどあるといわれている常緑小低木です。
属名のサントリナはsanctum(聖なる) linum(亜麻)に由来するといわれています。

葉に香りがあるので古くからハーブとして利用されており、別名をコットンラベンダーといいます。
食用ではなく、防虫効果があるので乾燥させてタンスに入れたり、ポプリとして利用されているようです。

シルバーグレーの綿毛を密生した枝や、ラベンダーのような丸みを帯びた短い葉っぱが可愛いですね。
写真では群生しているように写っていますが、背丈30cmほどで径1mほどのこんもりした塊になっていました。背が低いので矮性種の「ナナ('Nana')」かもしれません。
日当たりと乾燥気味の場所にはめっぽう強いようです。


Santolinachamaecyparissus1


Santolinachamaecyparissus2


Santolinachamaecyparissus3_3

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夏至前の半夏生 
Saururus chinensis

いろいろな所でハンゲショウ(半夏生:Saururus chinensis:ドクダミ科ハンゲショウ属)を見かけました。

夏至から11日目、2009年は7月2日になるのでしょうか、この日を半夏生といいますが、その頃に葉が白くなるので「ハンゲショウ」と名付けられたといわれています。

長さ10~15cmのクリーム色の花序を茎の先につけます。
花序の近い所につく葉は白色になり、ドクダミでいえば花びらのように見える白い苞葉に当たるもので、ドクダミの祖先と考えられています。

一番下の写真のように池のそばに生い茂っている所もありました。


Saururuschinensis7


Saururuschinensis8


Saururuschinensis9

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2009年6月18日 (木)

ルリヒエンソウ色いろいろ 
Consolida regalis

ご近所の庭にルリヒエンソウ(瑠璃飛燕草:Consolida regalis:キンポウゲ科ヒエンソウ属)が咲いていました。

一見した感じでは、白、薄紫色、紺色の3種類かなと思いましたが2種のようでした。
ヨーロッパ原産の一年草で、暖地では秋蒔きの二年草として扱われています。
花の構造は花びらに当たる所が萼片で、花の中心部にふたをするようについているものが花弁です。距は一番上の萼片、上萼片の一部ですが、上萼片の中に花弁から伸びた本当の距(蜜を貯めている距)が隠れています。
葉は繊細な線状をしています。


Consolidaregalis1


Consolidaregalis2


Consolidaregalis3

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冬に強い時計草「ビクトリア」 
Passiflora Victoria

我が家では時計草の「ビクトリア」(Passiflora 'Victoria':トケイソウ科トケイソウ属)が次々に咲いています。

「ビクトリア」は花径は10cmほどの大きさで、カエルレア(Passiflora caerulea)とラセモサ(Passiflora racemosa)の交配種といわれていて、ビオラセア系(Passiflora x violacea )の一つです。
冬、屋外では0℃以上必要とされていますが、耐寒性はかなりあるようで、葉を落とすことなく、真冬でも蕾をつけていました。
蕾は薄紫の苞葉に包まれていますが、冬はそれが蕾だと気がつきませんでした。しかし冬の蕾は花を開くことなく落ちていきました。

就眠運動をするようですが、不思議なのはいつ開いているかということです。朝は蕾しか見ません。昼間も蕾の時が多いのです。夕方以降も開いていません。開かないまま蕾のまま落ちている可能性があります。


Passifloravictria1


Passifloravictria2_2


Passifloravictria4


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2009年6月17日 (水)

青ドラの花 
Cordyline stricta

ご近所のお宅の前に置かれているコルディリネ・ストリクタ(Cordyline stricta:リュウゼツラン科コルディリネ属) に花が咲いていました。

コルディリネ属は約20種が知られていて、東南アジアからオーストラリアにかけて分布しています。園芸的にはドラセナ(Dracaena)と同類の扱いを受けますが、地下茎があることや花に苞があることなどから分類学的には別種と扱われます。

コルディリネ・ストリクタはオーストラリア原産で、種小名のストリクタは直立したという意味があり、茎が細くて直立している特徴を表しています。幹から直接出る剣状の細い葉をつける熱帯性低木です。

花はこのように枝垂れて円錐花序につきます。6枚の花弁は藤色から紫色で、小さい(径5〜8mm)けれど目を引く可愛い花をつけます。黄色の葯が目立っています。

葉っぱの色が緑なので園芸的に「青ドラセナ」と呼ばれています。当然のことながら赤い葉っぱのもの(Cordyline terminalis)は通称「赤ドラセナ」 と呼ばれています。赤ドラセナに比べると青ドラセナは寒さに強く、露地で越冬します。このコルディリネも冬の間も外に出されていました。

しかし観葉植物でこんなに可愛らしい花が咲く種類があったことなど知りませんでした。


Cordylinestricta1


Cordylinestricta2


Cordylinestricta3

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黄色の小さな花、コナスビ 
Lysimachia japonica

山のハイキングコースにコナスビ(小茄子:Lysimachia japonica:サクラソウ科オカトラノオ属)が咲いていました。

いつものハイキングコースの道々にコナスビが咲いているのに今年初めて気がつきました。例年なら雨で山に入れなかったからかもしれません

コナスビは小さくて、撮影に一苦労します。
オートフォーカスのカメラでは黄色はコントラストが高すぎて、でピントが合いにくく、さらにコナスビのような径5mmほどの小さな花を写真にするのは骨を折ります。
今回綺麗にピントのあった写真を見て、雄しべの基部は円筒状になっているのに気がつきました。毎年見てると新しい発見があります。

下の写真のように花は葉の腋から短い花柄を出して花をつけますが、花柄の長いものはナガエコナスビと呼ばれています。
花は咲いては枯れで、そんなに汚くなりませんが、山の荒い土の上を匍匐するので葉は土で汚れていています。


Lysimachiajaponica6


Lysimachiajaponica7


Lysimachiajaponica8

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2009年6月16日 (火)

チャップリンさんのオダマキ 
Aquilegia chaplinei

アクイレギア・チャップリネイ(Aquilegia chaplinei:キンポウゲ科オダマキ属)が咲きました。

昨年秋に久しぶりにアクイレギア・チャップリネイのタネを蒔きました。この春は花を見ることはないかと思いましたが、2株が花茎を上げました。

アクイレギア・チャップリネイは米国テキサス州西部のグアダルーペ山脈(Guadalupe Mountains)から隣接するニューメキシコ州に自生しているオダマキです。
その地域に広く分布するアクイレギア・クリサンタの矮性変種と考えられ、かっては Aquilegia chrysantha v. chalinei と分類されていました。テキサスではどういうわけかメキシコ・チワワ砂漠の花と考えられているそうです。

オダマキの仲間は寒さに当たらないと花芽ができないといわれていますが、こういう暑い地方に自生するオダマキは寒さに当たらなくても花芽ができるのかもしれません。それで秋に蒔いたタネでも花をつけたんですね。

クリサンタより花は小さいですが、花の径に比較して距はチャップリネイの方が長いような気がします。
葉は緑青色で、シダのように細く切れ目が入っています。
このようなお茶目な姿が一番のお気に入りです。

種小名のチャップリネイは米国の牧草研究者で、1916年にシッティングブル滝(Sitting Bull Falls;ニューメキシコ州の雄大な滝)の近くでこの植物を発見したW. R. Chaplineさんに因みます。


Achaplinei1


Achaplinei2


Achaplinei4


Achaplinei3

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黄色いヤコブの梯子 
Polemonium pauciflorum

ポレモニュウム・パウシフロラム(Polemonium pauciflorum:ハナシノブ科ハナシノブ属)が咲きました。

トランペットのような花筒の長い黄色い花を俯き加減につけます。
黄色いので印象が違って見えますが、雄蕊の真ん中から雌蕊が出ていないのはハナシノブそのものです。
米国南西部からメキシコにかけて生育しているハナシノブの仲間です。

一昨年の花は夏に枯れてしまったのですが、タネも蒔いていないのに、昨年秋にまた双葉が出てきて、このように花が咲きました。

なおハナシノブ属は「ヤコブの梯子(Jacob's Ladder)」という英名がありますが、詳しくは一昨年のページをご覧下さい。


Polemoniumpauciflorum6


Polemoniumpauciflorum7

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2009年6月15日 (月)

パイナップルグアバ 
Feijoa sellowiana

生垣のフェイジョア(Feijoa sellowiana:フトモモ科フィジョア属)に花が咲いていました。

フェイジョアはブラジル南部、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルなどに分布する常緑低木です。
私は食べたことがありませんが、白い果肉を生食し,甘味が強いと言うことです。ニュージーランドやカリフォルニアではフルーツの商用生産を行っています。
パイナップルのような芳香があるのでパイナップルグアバとも呼ばれます。

上の写真の花弁は白、下の写真の花弁は赤、紅白の花の種類があるのかと思われた方がいらっしゃると思います。実は花弁の中側が赤、外側が白い色をしていて、花が開くとしばらくして花弁は内に巻き込むので、外の白が見えてしまうのです。


Feijoasellowiana7


Feijoasellowiana8

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八重樺太オダマキの謎 
Aquilegia vulgaris v. plena

絵は消えてしまい何とか「八重カラフトオダマキ」と読める絵ラベルの苗を、早春3月に園芸店で見つけ、買ってみました。3年ほど経ったような苗でした。

咲いたのがこれです。
多分アクイレギア・ブルガリスの距のない八重品種(Aquilegia vulgaris v. plena:キンポウゲ科オダマキ属)です。
背は30cmほどですが、花は2cmほどの小さな花です。花色は白からピンクまであるようです。

私がよく通販で利用する(最近は北海道に行った時には必ず立ち寄ります)アルムさんオダマキのページには学名が「アクィレギア・クレマスツム・プレナ」となっていて「(流通名・白花八重咲カラフトオダマキ)距の無い白八重の花で観賞価値が高い。ただし樺太産ではなく欧州産の品種。」と説明されています。

しかしアルファベット表記すれば Aquilegia clemastum v. plena となるであろう学名は頂けません。この表記では属名が女性形、種小名が男性形で、ここですでに間違っています。
たぶんクレマチス咲きのオダマキ Aquilegia clematiflora の間違いではないかと思います。

しかしこの学名のものより、ノラバーロウの小型のような、つまり花びらの厚い感じで、ノラバーロウほど端正に整って花弁が連ならない点から、一般的な西洋オダマキ(アクイレギア・ブルガリス)の八重咲き小型品種( Aquilegia vulgaris v. plena )だと思います。

樺太のオダマキにはこんなものもありました


Avulgarisp1


Avulgarisp2


Avulgarisp3

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2009年6月14日 (日)

風にそよぐシルバーレース 
Tanacetum ptarmiciflorum

シルバーレースと呼ばれているタナケツム・プタルミシフロルム
Tanacetum ptarmiciflorum:キク科タナケツム属)が大きな塊で咲いていました。

キク科植物は分類の困難な植物群で、タナケツム属をキク属と区別しない意見もあるようです。

原産地はカナリー諸島と言われている常緑多年草です。
シルバーレースやシロタエギク(白妙菊)と呼ばれているように、シルバーグリーンの葉を楽しむキクです。
ですから花を知らない方がいるかもしれませんが、花はこの通り、いたってシンプルです。
葉はシルバーレースの名の通り、レースのように細かく切れ込みがあります。


Tanacetumptarmiciflorum1


Tanacetumptarmiciflorum2


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源平咲きのシモツケ 
Spiraea japonica

昨年見つけた紅白の花をつけるシモツケ(下野:Spiraea japonica:バラ科)が今年も咲いていました。

シモツケは五弁の小さな花を半球状につける耐寒性落葉低木です。
花色は白色から濃紅色までありますが、このシモツケは同じ花序に紅白の花をつけています。
花によっては半分白、半分紅色というものもあります。
同一個体内に違う遺伝情報を持つ細胞が混じっているというキメラ(Chimera)なのでしょうか。

可愛らしいシモツケです。


Spiraeajaponica5


Spiraeajaponica6


Spiraeajaponica7

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2009年6月13日 (土)

タンポポのような・・・ 
Arctotheca calendula

更地になった所にアルクトセカ・カデンデゥラ(Arctotheca calendula:キク科アルクトセカ属)が咲いていました。

葉は根生葉だけだったので初めはタンポポかと思いましたが、タンポポに比べると花弁が細く、先が尖っています。
根生葉の切れ込みはタンポポ同様深のですが、丸く切れ込んでいます。

南アフリカのケープ地方原産の植物で、現地ではケープウィード(ケープ草:Capeweed)と呼ばれています。年中咲いているので種小名は「季節を知らない」という意味のカデンデゥラがつけられています。
繁殖力が強いようでオーストラリアやヨーロッパに広がっています。


Arctothecacalendula1


Arctothecacalendula2


Arctothecacalendula3

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紅・白の合歓木
Albizia julibrissin

鉢植えのネムノキ(合歓木:Albizia julibrissin:マメ科ネムノキ属)を見かけました。

もっと遅い時期に咲くと思っていましたが、もう咲いていました。山に咲いているネムノキは高さ10mほどになりますが、鉢植えは大きくなりません。
ネムノキはイランから南アジアにかけて、日本では南の方に自生する耐寒性のあるネムノキ属植物です。
ホワホワの花は花びらも萼も小さくて目立たず、雄しべのずいが長く伸びて独特の花形を表現します。
葉は夜になると小葉が合わさって垂れ下がり、まるで眠っているようです。


Albiziajulibrissin1


Albiziajulibrissin2


Albiziajulibrissin3


Albiziajulibrissin4

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2009年6月12日 (金)

素晴らしい香り、クレベラントセージ  
Salvia clevelandii

散歩の途中ご近所の玄関先で、サルビア・クレベランディ(Salvia clevelandii :シソ科ヤクヨウサルビア属)が咲いているのを見つけました。

サルビア・クレベランディはカリフォルニア南部原産の常緑性のセージで、ジムセージ(Jim sage)、クレベラントセージ(Cleveland sage)と呼ばれています。
園芸種のサルビア・クレベランディは他のカリフォルニア原産の種類との交配種と言われています。

リング状に数段縦に並んで花をつけます。ちょうどダンギクエルサレムセージと同じ咲き方です。

結構背が高く、カリフォルニアでは1.5mほどになるそうですが、私が見たのは50cmほどでした。
葉と茎はシルバーグレーで、葉に甘い感じの強い香りがあります。ポプリ向きのセージです。


Salviaclevelandii1


Salviaclevelandii2


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ちいさいヒルガオ 
Convolvulus arvensis

近くの川の隅にセイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis:ヒルガオ科セイヨウヒルガオ属)が咲いていました。

セイヨウヒルガオはヨーロッパ、アジア、北米に広く分布する帰化植物です。
セイヨウとつく帰化植物はどこにでも咲いていそうですが、この辺はヒルガオやコヒルガオが圧倒的に多く、セイヨウヒルガオはここに来ないと見ることができません。

ヒルガオとついていてもヒルガオはヒルガオ属、セイヨウヒルガオはセイヨウヒルガオ属(コンボルブルス属)で、違う仲間です。
花はヒルガオのように大きくなく、花の大きさは3cmほどです。しぼんだ花はピンクに変わります。
園芸種のような良さのある愛らしい花です。


Convolvulusarvensis3


Convolvulusarvensis4


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2009年6月11日 (木)

オンファロデスいろいろ 
Omphalodes nitida, cappadocica & linifolia

オンファロデス・ニチダ(Omphalodes nitida:ムラサキ科ヤマルリソウ属)が花盛りになりました。

オンファロデスの仲間は約30種あり、ヨーロッパ、アジア、メキシコなどに分布しています。
ワスレナグサと同じ副花冠(花びらの出っ張り)がありますが、葉が薄く、表面が滑らかで、全体に比して大きな根出葉には葉柄があります。

このオンファロデス・ニチダはスペインからポルトガルにかけての山岳地帯に自生している多年草です。
咲き出す時期が遅く、他のオンファロデスは花が散っていますが、オンファロデス・ニチダはまだ花をつけていない株もあります。


Omphalodesnitida1

Omphalodesnitida2



オンファロデス・カッパドキカ(Omphalodes cappadocica:ムラサキ科ヤマルリソウ属)です。
小アジア原産の多年草です。1.5cmほどの比較的大きめの花をつけます。

Omphalodescappadocica6_2



オンファロデス・リニフォリア(Omphalodes linifolia:ムラサキ科ヤマルリソウ属)です。
地中海西部沿岸に自生する1年草です。白だけではなく青紫の花をつけるものもあるそうです。

Omphalodeslinifolia4_2

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クリオネの花
Teucrium fruticans

ご近所の玄関先にテウクリウム・フルティカンス(Teucrium fruticans:シソ科ニガクサ属)が咲いていました。

南ヨーロッパ、地中海沿岸原産で、50cmほどの常緑小低木です。立ち上がっていくのでツリージャーマンダー(Tree germander)と呼ばれています。

若い枝は白い綿毛で覆われ、若い葉もシルバーの毛で覆われているので灰緑色をしています。古くなると上面の毛は脱落し濃緑色になります。

ラベンダー色の花から1本の雌しべと4本の雄しべが跳び出しています。下唇弁が3裂していてクリオネの形に似ています。

テウクリウムの仲間は日本にはニガクサ(Teucrium japonicum)がありますが、これとはかなり雰囲気が違います。


Teucriumaroanium1


Teucriumaroanium2

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2009年6月10日 (水)

黄花のシラン 
Bletilla ochracea

黄花シラン、ブレティラ・オクラセア(Bletilla ochracea:ラン科ブレティラ属)が咲きました。

ブレティラ・オクラセアは一昨年から育てていたのですが、一度もまともな姿を見たことがありませんでした。
咲く前に食べられてしまうからです。特に唇弁はおいしいのか、真っ先に食べられてしまってランという形さえ想像できない時期が続きました。
虫に食害されていなかった蕾が今朝開きました。
真ん中の写真は午前6時半頃の半開状態、その後雨が降り出して午前8時の様子が全開している写真です。

ブレティラ・オクラセアは中国南部の海抜2000mまでの山地に生えるシランの仲間、地生ラン(地面に生えるラン、他は着生ランと言います)です。
はっきりした黄色の花をつけるようですが、この花はクリーム色で、写真に撮ると白く写ります。雨で光線が無いせいかもしれません。とにかく虫に喰われないうちにと焦って写しました。
唇弁には黄色が強く、そこに赤い模様が入っています。
全体的にシランと比べるとはるかに小型です。葉は4枚あり、長さはせいぜい30cmです。

高山性のランにしては植えっぱなしで増えていくようです。地生ランはラン菌の力を借りないで成長できるんでしょうか。


Bletillayellow1


Bletillayellow2


Bletillayellow3

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ふかふかのラムズイヤー
Stachys byzantina

公園にラムズイヤー(Stachys byzantina:シソ科イヌゴマ属)が咲いていました。

ラムズイヤーはコーカサスからイランにかけ分布している多年草です。
ハーブに分類されていますが、その用途は鑑賞用です。横に広がる性質があり、一面シルバーグリーンになりとても美しいです。
花は赤紫の花をつけますが、シソ科好きの私には趣のある花だと思いますが、一般的には評価されていません。
ラムズイヤーは羊の耳を指していますが、触ったことはないけれど、多分羊の耳はこんな風にふかふかなのでしょうね。
チョロギ(Stachys sieboldii)の近縁種なので和名はワタチョロギといいます。


Stachysbyzantina1


Stachysbyzantina2


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2009年6月 9日 (火)

広帯蜻蛉枝尺と常盤山櫨子 
Cystidia truncangulata & Pyracantha coccinea

2〜3日前からヒロオビトンボエダシャク( 広帯蜻蛉枝尺:Cystidia truncangulata:シャクガ科 エダシャク亜科)がピラカンサス(常盤山櫨子(ときわさんざし):Pyracantha coccinea:バラ科サンザシ属)の生け垣のそばで大量発生していました。
ヒロオビトンボエダシャクは羽根の長さが5〜6cmほどの昼行性の蛾です。

幼虫の食性はツルウメモドキ(Celastrus orbiculatus)やマユミ(Euonymus hamiltonianus)などのニシキギ科植物だそうですが、この辺にはそんな植物は見かけません。

力なくふわふわ飛ぶ蛾ですから遠くから飛んできたとは思えません。ピラカンサスの青い実を食べるではなし、羽根を休めているようですが、ピラカンサスになんの用があって集まって来るのでしょうね。


Cystidiatruncangulata1


Cystidiatruncangulata2


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2つのアニソドンテア 
Anisodontea scabrosa

公園にアニソドンテア・スカブロサ(Anisodontea scabrosa:アオイ科アニソドンテア属)が咲いていました。

昨年12月に見つけた花です。
アニソドンテア属は南アフリカに19種あるという多年草か低木です。
マルバストルム(Malvastrum)属と呼ばれていた時期があります。

アニソドンテア・スカブロサは南アフリカ原産の常緑の低木で、ウスベニアオイ(マロウ、別名ブルーマロウ)に似ているのでピンクマロウ(Pink Mallow)と呼ばれています。
南アフリカ産ですからある程度の耐寒性があり、地植えが可能で、気に入った温度ならば1年中咲いているようです。

下の写真はご近所のお宅に咲いていたのですがアニソドンテア・カペンシス(Anisodontea capensis:アオイ科アニソドンテア属)のようです。

アニソドンテア・スカブロサに比べると、花がやや小さく、ピンク色の花の中心に濃い赤が入ります.
背丈1mほどの木化する多年草です。


Anisodontiascabrosa4


Anisodontiascabrosa5


Anisodontiascabrosa6

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2009年6月 8日 (月)

ワイン色とシルバーグリーン 
Lysimachia atropurpurea 'Beaujolai'

公園にリシマキア・アトロプルプレア「ボジョレー」(Lysimachia atropurpurea 'Beaujolai':サクラソウ科オカトラノオ属)が咲いていました。

リシマキア・アトロプルプレアはオカトラオの仲間で、バルカン半島に分布しているといわれています。オカトラオ( Lysimachia clethroides)のように花はぱっちりと開きません。
すぼんだ蕾のような状態から雄しべが4本、雌しべが1本出たら開花のようです。

10cmほどの細長い葉は艶のない暗い灰緑色をしています。
葉の色も花の色にシックにマッチしています。


Lysimachiaatropurpurrea4


Lysimachiaatropurpurrea5


Lysimachiaatropurpurrea6

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赤葉のアカバナ 
Epilobium pyrricholophum

勝手に生えたアカバナ(赤花:Epilobium pyrricholophum:アカバナ科アカバナ属)が咲いています。

アカバナの花色は白っぽいピンクから濃いピンクまで幅がありますが、アカバナというほど赤くありません。
下の方の葉や茎が秋に真っ赤になるからついた名だといわれています。

花は小さく1cmはありません。長い子房の先に花がつくという特徴があります。
花は小さいですが、背が高く50cmを越えます。
その根際の葉の色は、秋でなくてもこのように真っ赤です。上に行くほど普通の緑色に変わっていきます。

この赤い葉色はなかなかのものです。


Epilobiumpyrricholophum6


Epilobiumpyrricholophum7

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2009年6月 7日 (日)

現地ではムラムラ、プチロータス 
Ptilotus exaltatus

最近園芸店でよく見かけるプティロツス・エキサルタツス (Ptilotus exaltatus:ヒユ科プティロツス属)がご近所で咲いていました。

プチロータスという名で流通しているオーストラリアの内陸地に分布している植物です。
プティロツスの仲間は一年草、多年草、亜低木があり100種類あると言われています。膜質の苞葉を持つ毛むくじゃらの花穂を立てます。

プティロツス・エキサルタツスはオーストラリア大陸の乾燥地帯に自生する一年草、あるいは多年草です。
一番上の写真、真ん中あたりに花が1つ開いているのが分かります。雌しべが1本、雄しべが3本、花弁のような萼(苞葉らしい)が5枚ついています。萼の先が開く前は赤く、開くと白くなるようです。

葉は長さ約8cmの全縁で厚みがあります。現地ではトール・ムラ・ムラ(Tall Mulla Mulla)と呼ばれるように背丈は1mほどになるそうですが、日本では30cmほどです。
乾燥地帯に自生しているので用土は砂、種子を発芽させるのは難しい(オーストラリアの植物は自然火災の後芽吹くようです)ので、増やすのはもっぱら株分けだそうです。


Ptilotusexaltatus1


Ptilotusexaltatus2


Ptilotusexaltatus3

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斑入りのワスレナグサ 
Myosotis alpestris f. variegatas

斑入りのミオソチス・アルペストリス(ノハラワスレナグサ:Myosotis alpestris f. variegatas:ムラサキ科ワスレナグサ属)です。

普通種のミオソチス・アルペストリスはヨーロッパや北米原産で、温暖な地域では長く咲き続けます。
この斑入り種は咲くのが遅く5月初めに花をつけたのですが、花を沢山というわけにいかず、咲きそろうまで待っていたのですが、あまり咲いてくれないために、この辺でアップすることにしました。

普通種と同じように8cmほどの細長い葉ですが、葉の表面に普通種のような微毛がなく、つるりとした葉にクリーム色の斑が入っています。葉だけでも充分楽しめます。

水切れしやすいので注意が必要です。
宿根性がありますから、うまく夏を越せばいいなと思っています。


Myosotisalpestrisv1


Myosotisalpestrisv2

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2009年6月 6日 (土)

暑さに強いアプリコットオレンジのヒソップ 
Agastache aurantiaca

アガスタケ(アガスターシュ)・アウランティアカ(Agastache aurantiaca:シソ科アガスタケ属)が花盛りです。

アガスタケ属は北米南部中心に20種ほどあるミントの香りの強い植物です。この香りはアニス(セリ科のハーブ)の香りに似ているというので、ヨーロッパではアニスヒソップ(anise hyssop)と呼ばれています。なお日本にもカワミドリ(Agastache rugosa)1種が自生しています。

アガスタケ属は葉が大きく穂状花序に花を密につける種類(Giant hyssop)と葉が小さく花が疎につく種類(Hummingbird Mints)があります。
アガスタケ・アウランティアカは後者のアガスタケです。メキシカン・ヒソップ(Mexican hyssop)と呼ばれ、米国南部からメキシコにかけて分布しています。
アプリコットオレンジ色の花筒の長い花には茶紫色の4個の葯とそれよりも飛び出した雌しべがあります。
緩い鋸歯のある葉は、厚みがあって小さくマットな銀緑色をしています。揉むと強いミントの香りがします。

さすがメキシコ生まれだけあって日本の暑い夏を難なく乗り越えてくれます。晩秋まで花をつけて、冬には枯れてしまいますが、春一番に芽を吹きます。手入れの入らない花です。


Agastacheaurantiaca1


Agastacheaurantiaca2


Agastacheaurantiaca3

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よく似たモーズイカ 
Verbascum bombyciferum & thapsus

散歩の途中のお宅の玄関先にバーバスカム(ベルバスクム)・ボムビシフェルム(Verbascum bombyciferum:ゴマノハグサ科モウズイカ属)が咲いていました。

欧米では シルバー・マーラン(Silver Mullein) と呼ばれ、厚みのあるフェルトのような質感を持った銀葉が愛されています。

花は下のビロードモウズイカと区別できません。
区別できるのは葉の様子です。ロゼッタ状の葉があまり上の方に上がってきません。
勝手な思い込みかもしれないので、しばらくは要観察です。

Verbascumbombyciferum1


Verbascumbombyciferum2



これは近所の空き地(新型インフルエンザで有名になった神戸高校の元敷地)に咲いているビロードモウズイカ(Verbascum thapsus:ゴマノハグサ科モウズイカ属)です。

4年ほど前建物が取り壊された後、横を流れる川の排水路工事用地として使われていたのですが、工事が終わった2年前にビロードモウズイカがポツンと1本咲きました。昨年は数本咲いていました。
ところが今年はブルーシートがかけられているにもかかわらず、乱立しています。
以前は立ち入り禁止になっていたために近づけず、写真に出来なかったのですが、今年はフェンスのすぐ傍に咲いていて、この通り、大きな写真が撮れました。

花は痛みもせず、葉は虫にも喰われず、人の手が入っているように綺麗に咲いています。

日陰もない裸地に真っ先に延びていく繁殖力に少し怖くなりますが、セイタカアキノキリンソウよりずっと好ましいと思っています。
花茎が出て伸びるにつれ、ロゼッタ状の大きな葉も茎の上に伸びていき、山のようになっています。
まだ1mを越したぐらいですが、夏には2mほどの林になるでしょう。

Verbascumthapsus5


Verbascumthapsus6

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2009年6月 5日 (金)

ドクダミいろいろ 
Houttuynia cordata, f. plena & f. variegata 'Chameleon'

公園に八重のドクダミ(蕺草:Houttuynia cordata f. plena:ドクダミ科ドクダミ属)が咲いていました。

八重咲き種は、下の嫌われ者のドクダミに比べると全く別の花のようです。

八重咲きといっても、花弁が重なっているのではなく、白い総苞(蕾が小さい時に蕾を包んでいた葉)が積み上がっていって八重咲きのようになっています。したがって白い総苞の間、間に黄色い雄しべが見えます。
白い総苞片が元の葉に戻っているものもありました。

Houttuyniacordata7


Houttuyniacordata9



これは家の周りに生えているドクダミ(Houttuynia cordata)です。
ドクダミは東アジア、東南アジアに分布し、日陰だけでは無く普通に見かけます。横走する地下茎で増えるので、抜いても抜いても生えてきます。

Houttuyniacordata4



これはカメレオン(Houttuynia cordata f. variegata 'Chameleon')という斑入りの園芸種です。上の普通種のドクダミに対抗すべく植えたのですが、普通種のように繁殖力は強くありません。
また花も小さいようです。

Houttuyniacordatav1

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清楚なクサタチバナ Cynanchum ascyrifolium

クサタチバナ(草橘:Cynanchum ascyrifolium:ガガイモ科カモメヅル属)が咲きました。

関東以西の本州や四国の山地の林床に生える多年草です。
茎は地面から出て枝分かれしません。背高は30~50cmで、茎の上端に5弁の白い花を沢山つけます。
ガガイモ科の植物によく見られる厚みのある花弁をしています。
たとえば下の写真の、同じガガイモ科といえばオキシペタラムのが思い浮かびますが、その白花園芸種「ホワイトスター」(Oxypetalum caerulemu f. album 'White Star':ガガイモ科オキシペタルム属)も副花冠を持つ、厚手の花で、よく似ています。

また柑橘類の厚みのある白い花のような感じもあります。それでミカンの古名であるタチバナ(橘)に似た花なのでこの名がついています。

中心の部分に蜜がしみ出しているのか、このとおりアリがよってきます。


Cynanchumascyrifolium1


Cynanchumascyrifolium2



よく似ているオキシペタラム「ホワイトスター」(Oxypetalum caerulemu f. album)

Oxypetalumcaerulemua1

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2009年6月 4日 (木)

日陰に似合う白い花 
Schizophragma hydrangeoides

イワガラミ(Schizophragma hydrangeoides:ユキノシタ科イワガラミ属)が咲きました。

ツルアジサイ(ゴトウヅル)という苗を買って育てていたのですが、何年か前花が咲いて初めて違っていたのに気がつきました。
イワガラミはこのように周辺には白い葉っぱのような装飾花(本当は萼です)が何枚か、中心部には小型の両性花が沢山開いてます。

イワガラミは日本全国に分布する落葉ツル植物広葉樹林の樹幹や岩などに気根を出して這い登って行きます。以前はあんどん作り、その次は石垣に這わせていたのですが、日当たりが良すぎて、夏に萎びてしまうことがよくありました。それで昨年秋に日陰に植え替え、住宅の壁に這わせようとしています。
大型の蔓植物ですから、住宅の壁に這わせて大丈夫でしょうかね。
植え替えがショックだったのか、まだ枝を伸ばしていません。

この花は昨年の花芽からのものだろうと思います。ですから来シーズンは花が期待できないでしょうね。
日陰に似合う花です。


Schiophragmahydrangeoides1


Schiophragmahydrangeoides2

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香りのマートル 
Myrtus communis

散歩の途中、ギンバイカ(銀梅花:Myrtus communis:フトモモ科ギンバイカ属)を見つけました。

地中海沿岸、西アジア周辺原産の常緑樹で、大きくなっても高さ2mほどの低木です。これは1mほどの高さでした。
咲き始めに蕊が目立ち、梅に似ているので銀梅花という和名がついたようです。

英名をマートル(Myrtle)というハーブで、葉にユーカリに似た、いい香りがします。
古代地中海沿岸ではその香り故に「愛の女神アフロディテの神木」と呼ばれていました。
日本では祝いの木や銀香木とも呼ばれています。

長い雄しべが中に雌しべが1本ありますが雄しべに負けて目立たなくなっています。


Myrtuscommunis4


Myrtuscommunis5


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2009年6月 3日 (水)

ピンクのウツギいろいろ 
Deutzia crenata f. plena & Deutzia cv.

散歩の途中ピンクのウツギをいろいろ見つけました。

まずこれは八重のウツギとしてよく知られているサラサウツギ(更紗空木:Deutzia crenata f. plena:ユキノシタ科ウツギ属)です。ウツギの八重咲き種です。
外側に紅紫色の模様が入ってるのですが、花の内側は真っ白です。


Deutziacrenataplena1


Deutziacrenataplena2



園芸種(Deutzia cv.)であろうと思いますが品種名はわかりません。
やさしいピンク色です。


Deutziacrenatap1


Deutziacrenatap2



同じく園芸種(Deutzia cv.)であろうと思いますが、上のものに比べるとピンクが濃いように思えます。
花も小さくて、花弁に丸みがあって愛らしいウツギです。


Deutziacrenatap3


Deutziacrenatap4


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絶妙、ピレネーオダマキ 
Aquilegia pyrenaica

やっとアクイレギア・ピレナイカ(Aquilegia pyrenaica:キンポウゲ科オダマキ属)が咲きました。

アクイレギア・ピレナイカはヨーロッパのピレネー山脈やスペイン北東部に自生しているオダマキです。

5月の半ばから花茎を伸ばし始め、15cmに満たない高さで、横向きに3〜4cmの花をつけます。
花には微毛が生えているのでざらざら感がありますが、美しいブルーです。
距の延び方が、延びきらず、曲がり過ぎずで、絶妙です。

花に比べると小さい葉が密につきます。これも好ましい特徴です。


Apyrenaica4


Apyrenaica6


Apyrenaica5

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2009年6月 2日 (火)

やっと咲いた「さくらさくら」 
Primula acaulis 'Sakura Sakura'

プリムラ・アコーリス「さくらさくら」(Primula acaulis 'Sakura Sakura')がやっと咲きました。

昨年苗を購入して、そのタネを採取し、涼しくなった秋の10月頃に蒔きました。
昨年は残暑が厳しく、なかなか涼しくならなかったので、蒔く時期が遅れてしまったのです。
発芽はスムーズにいったのですが、成長が遅く、咲かないまま枯れれてしまうのかなと思っていたら、5月に入ってから蕾を出し始め、5月の後半に1輪開きました。

咲き始めは淡いピンクだったものが徐々に色が濃くなり、2輪目が咲く頃はこのように濃くなりました。

昨年の親株は夏に枯れてしまいました。この「さくらさくら」は今春は園芸店で見つけることができなかったので、あのかわいい姿を見ることができないかとあきらめていたのですが、今年も再会できてよかった。


Psakura1


Psakura2_2


Psakura3

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2種の白いマンネングサ 
Sedum dasyphyllum & Sedum pallidum

駐車場のコンクリートの上に園芸種のセダム・ダシフィルム「姫星美人」(Sedum dasyphyllum:ベンケイソウ科マンネングサ属)が咲いていました。

セダム・ダシフィルムは北アフリカ、南西ヨーロッパに分布し、地理的変異が多く見られるマンネングサです。

マンネングサの仲間は黄色が多いですが、これは白い花をつけます。黄色いマンネングサは花の中心部がボーッとしていますが、こちらはすっきりしています。
花弁は5枚か6枚で、花弁の先は丸くなっています。
葉は卵形、色が灰緑色で、白い花とよく似合っていますね。赤紫の葯もかわいいです。


Sedumhispanicum1


Sedumhispanicum2


Sedumhispanicum3



こちらは公園で見かけたシンジュボシマンネングサ(真珠星万年草:Sedum pallidum(セダム・パリドゥム):ベンケイソウ科マンネングサ属)です。

シンジュボシマンネングサは同じ白いマンネングサ、ウスユキマンネングサ(Sedum hispanicum)と長い間混同されてきたマンネングサです。わたしも初めウスユキマンネングサだと思いましたが、ウスユキマンネングサは花弁が6枚なので、思い直して調べてみました。

このシンジュボシマンネングサはギリシャから西アジアまで広く分布しているようで、そのため葉の色などに地域変異があるようです。
なお真珠星とはおとめ座の一等星スピカの日本名だそうです。

上のセダム・ダシフィルムに比べると花弁の先が尖ります。花弁の数は5枚です。
葉は緑色で線形をしています。


Sedumhispanicum1


Sedumhispanicum2

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2009年6月 1日 (月)

ピンクの山法師 
Cornus kousa

ご近所のお宅にピンクの花のヤマボウシ(Cornus kousa:ミズキ科ヤマボウシ属)が咲いていました。

4枚の花弁のように見えるのは総苞で、その中心の丸くなったところが蕾で、多数の花が開きます。

ヤマボウシとハナミズキの違いは、花の開き方にあります。その結果花びら(総苞)の先の形が違ってきます。
花びらの先が尖っているのがヤマボウシ、凹みがあるのがハナミズキです。何とも区別できない時はそれらの交配種です。
そういう意味ではこのヤマボウシは紅色丸弁の花なので交配種でしょうね。


Cornuskousa1


Cornuskousa2


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かわいい夏の花アロンソア 
Alonsoa warscewiczii

散歩の途中、アロンソア・ワルスセウィッチィ(Alonsoa warscewiczii:ゴマノハグサ科アロンソア属)が咲いていました。

アロンソアの仲間は熱帯アメリカに6種分布しているといわれています。シソ科植物のように四角い茎をしています。

アロンソア・ワルスセウィチィはペルー原産で多年草ですが、日本では一年草扱いです。
ベニコチョウ(紅胡蝶)という和名を持っています。
うつむき加減につける花には雌しべが飛び出していますが、その付け根に黄色いT字型の雄しべが4個見えます。
春から咲いていますが、暑い夏向きの植物で、夏中花をつけ続けます。


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