« 2010年3月7日 | トップページ | 2010年3月9日 »

2010年3月 8日 (月)

パラクィレギア・ミクロフィラが咲きました! 
Paraquilegia microphylla

パラクィレギア・ミクロフィラ(Paraquilegia microphylla:キンポウゲ科パラクィレギア属)が咲きました。
オリンピックの金メダルを取ったような気分です。とにかく幻のオダマキに出会えたわけですから。
ネットで検索しても小さな画像しか出てこなかったので、少々重たいですが、一挙公開です。

パラクィレギアという学名は、 para(異なった)aquilegia(オダマキ)という意味を持っています。
パラクィレギア属はオダマキに近い種類ですが距がありません。ですから一見するとアネモネに似ていますが、種子の様子やでき方がオダマキに似ています。
パラクィレギア属は10種ほどが知られていますが、いずれもシベリアやチベット、中国雲南省の高山に分布しています。

パラクィレギア・ミクロフィラは中国、チベットやシベリヤの海抜2300〜4,500mに自生しています。ミクロフィラとは「葉が小さい」という意味ですが、葉だけではなく、植物全体も本当に小さい。
展開する前の葉は小さくたたまれていて、赤ちゃんの手といったらいいのでしょうか、表現のしようがないほど可愛い葉っぱです。


Paraquilegiamicrophylla5


背丈は2cm、花(萼片)の大きさは直径2.5〜3cm、本当に予想外に小さいです。葉柄や花柄もせいぜい2cmまでの長さです。
ヒマラヤ産のものはさらに小さく、白い花を咲かせるそうですね。

Paraquilegiamicrophylla9


萼らしきものが見あたらないので、花びらが萼だとわかっていただけると思います。花柄に総苞片が2枚付いています。オダマキには総苞はありませんので、イチリンソウに近い特徴でしょうか。

Paraquilegiamicrophylla6


青紫色の萼片の内側に、クリスマスローズのように濃黄色の蜜線(?)があります。花弁が進化(退化?)したものでしょう。

Paraquilegiamicrophylla7


可愛い葉っぱです。
花一輪が何者かにかじられてしまいましたが、元気に花を開いています。

Paraquilegiamicrophylla8



観察記録です。

2008年2月に約10粒の種子を蒔き、2009年3月に1つだけ芽が出て、それが無事夏を越しました。
2009年12月には地上部が枯れてしまったのですが、2010年2月始めに、小さなパセリのような葉が出だしました。

これまで種子を手に入れても発芽に失敗し、発芽しても夏越に失敗してきました。

発芽のコツは鉢に蒔いて、夏の暑さを経験させて、冬の寒さにあてるということだと思います。多くの場合秋に種子を入手し、蒔きますから1年以上種子の状態で過ごすことになります。

発芽したら、小さな(3cmのポリ)ポットに、何度も水洗いした完全微塵抜きの用土に苗を植え、土の温度をあげないよう、それをさらに大きな(12cmのポリ)ポットに埋め込み(いわゆる二重鉢)ました。
緩効性肥料は一切使わず、梅雨までは薄い液肥を頻繁に与えて肥培し、夏越ししました。しかしタネから育てると、思ったより丈夫でした。

2010年2月22日

Paraquilegiamicrophylla1


2010年2月27日

2月27日に葉を触っていると、葉の下に3mmほどの青紫の蕾らしきものを発見しました。2〜3日前には影も形も無かったのですから、この数日の間に突然現れたとしか思えません。
蕾の出始めからしっかりと萼片に色がついています。

Paraquilegiamicrophylla2


2010年3月1日

葉柄が伸びるに従い葉も開き始め、それに従って蕾も大きくなり、花柄もゆっくりと伸びてきました。
花柄には総苞片らしきものが2枚、蕾から離れて目立ってきました。

Paraquilegiamicrophylla3


2010年3月3日

葉柄の長さは1cmほどです。
この後、花1輪が何者かにかじられてしまいました。雨が続いていましたからナメクジでしょうね。

Paraquilegiamicrophylla4

| | コメント (8)

« 2010年3月7日 | トップページ | 2010年3月9日 »