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2010年3月21日 (日)

原種アネモネ、庭のアネモネ 
Anemone hortensis

アネモネ・ホルテンシス(Anemone hortensis:キンポウゲ科イチリンソウ属)が咲きました。

アネモネ・ホルテンシスは地中海沿岸中部に分布する球根(塊茎)を持つアネモネです。
海抜1800m以下の石灰土壌の明るい林の中に自生していますが、種小名のホルテンシス(hortensis)は「庭園の」という意味で、ヨーロッパでは昔から栽培されているアネモネです。
このホルテンシスは2007年9月に種を蒔いて2008年3月に発芽、肥培して今春にやっと咲きました。

背丈は20cmほど、花の大きさは4〜5cmで、アネモネ・パボニナ(Anemone pavonina)よりやや小型(花も葉も小振り)です。
王立園芸協会主催の植物画展「500年の大系:植物画世界の至宝展」(2005)のカタログ中、Furse, J.P.Wellingtonの植物画では、この二つの区別は花びらの枚数だけのように思えます。パボニナが10枚以下、ホルテンシスが15枚以下として描かれていますが、花びらの数は当てになりません。

アネモネ・パボニナはホルテンシスの変種や亜種として考えられきた経緯があり、両者の区別については18世紀から議論が戦わされてきました。
1948年になってやっと、シクラメン・コウム「BSBE518」で知られる英国の園芸家ボウルズ(E.A. Bowles;1865-1954)さんが論文を発表して、この問題に終止符を打ったと言われていますが、詳細はわかりません。

英名は Broad - Leaved Garden Anemone といいますが、一番下の写真のように、越冬葉は丸い形をしていて、早春に出てくる葉は羽状に細く裂けています。


Ahortensis5


Ahortensis3


Ahortensis2


Ahortensis4

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