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2010年5月 9日 (日)

太いブラシノキ 
Fothergilla gardenii

ご近所の鉢で、フォザギラ・ガーデニー(Fothergilla gardenii:マンサク科フォセルギラ属)が咲いていました。
10日ほど前に見つけたのですが特定できず、アップ出来ませんでした。

フォザギラ属は北アメリカに数種が分布しているそうです。
フォセルギラ属の花には花弁がなく、花茎から飛び出しているのは雄しべで、一つの花に15〜24本あるそうです。一つの花が咲いているのではなく、いくつもの花が穂状に咲いて、沢山の雄しべがブラシのように見えるわけです。
ブラシノキ(Callistemon speciosus)と同じような構造です。

雄しべの白い花糸は先に行くほど太くなり、先端の明るい緑の葯が成熟して、はじけて灰色に変わっていきます。
咲く前は雄しべが明るい緑のつぶつぶのかたまりになっていてそれが伸びるのですが、つぶつぶ一つ一つが蕾に見えて、小さな花が咲くのかと思わせます。

フォセルギラ・ガーデニーは米国バージニア州、ジョージア州、アラバマ州の南部に分布する高さ1mほどの落葉低木です。花が咲いてから葉が出てきます。
耐寒性と耐乾性を持っている丈夫な木のようです。

属名は米国の植物を収集した医師のフォザギル(J. Fothergill)さんに因みます。
種小名はこの植物を発見した米国の医師で植物学者のガーデン(A. Garden:1730-1791)さんに因みます。


Fothergillagardenii1


Fothergillagardenii2


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オオヤマオダマキの分類について 
Aquilegia oxysepala

オオヤマオダマキ(大山苧環:Aquilegia oxysepala:キンポウゲ科オダマキ属)が咲きました。

オオヤマオダマキは、日本ではヤマオダマキ(Aquilegia buergeriana )の変種とされています。日本本土以外には朝鮮、中国北部・東北部、シベリア東部に分布しており、その地域ではオオヤマオダマキとヤマオダマキは別種とされています。

つまり分類学的に以前は Aquilegia oxysepala とされていたのですが、Aquilegia buergeriana v. oxysepala と変種扱いとなりました。しかし再び Aquilegia oxysepala として分類されているということです。
ヤマオダマキの変種とするのは日本だけで、世界的には独立した種類として扱われています。
距の有り様はオダマキの重要な分類要件ですから、異なる種類とするのが当然なんですね。

種小名のオキシセパラ(oxysepala)は「尖った萼片のある」という意味ですが、蕾の時の花びらの尖った様子を指しているのでしょうか?

なおこの株は、Aquilegia oxysepala という名称で入手した種子を2007年の6月に播いたものです。


Aoxypetala1


Aoxypetala2


Aoxypetala4


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