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2010年5月15日 (土)

レウイシア・ネバデンシスとブラッキィカリックスの違い 
Lewisia nevadensis & brachycalyx

本日の最初のブログでレウイシア・ネバデンシス「ロゼア」(Lewisia nevadensis 'Rosea':スベリヒユ科レウイシア属)をご紹介しましたが、本家のレウイシア・ネバデンシス(Lewisia nevadensis :スベリヒユ科レウイシア属)がまだだったことに気がつきました。

レウイシア・ネバデンシスは他のレウシアと色々と違うので、以前はカランドリニア(Calandrinia)属やオレオブロマ(Oreobroma)属に入れられたこともあり、レウイシア属に戻された後もピグマエア(Lewisia pygmaea)の変種と扱われたこともありました。

よく似ているレウィシア・ブラッキィカリックス(Lewisia brachycalyx:スベリヒユ科レウィシア属)と並べてみたのが2番目の写真です。このように大きさが全く違います。
花の大きさはレウイシア・ネバデンシスが2.5cmほど、ブラッキィカリックスは4cmほどあります。
もちろん葉の大きさ(6cm対10cm以上)や質感(艶あり対艶なし)にも違いがあります。

また萼を比べたのが3番目の写真ですが、この通りレウィシアらしくない萼です。ブラッキィカリックスが萼片が4裂しているのに対して、ネバデンシスは萼片が2裂しかしていません。さらにネバデンシスには花柄の付け根に苞葉があります。

一番下はレウィシア・ネバデンシス「ロゼア」の蕾です。ロゼアはレウィシア・ネバデンシスとレウィシア・ブラッキィカリックスとの交配によって生じたといわれていますが、この通り、萼の様子、苞葉の有無からレウィシア・ネバデンシスの血が濃いことがわかります。

この特徴を押さえておけば、ネバデンシスとブラッキィカリックスは明確に区別できます。


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優しいピンクのレウィシア 
Lewisia nevadensis 'Rosea'

レウィシア・ネバデンシス「ロゼア」(Lewisia nevadensis 'Rosea':スベリヒユ科レウィシア属)が咲きました。

レウィシア・ネバデンシスはシェラ・ネバダ山脈で発見された夏眠タイプのレウィシアです。シェラ・ネバダ山脈以外にも、ネバダ州、モンタナ州、カリフォルニア州の標高1500〜3000mの高地に分布しています。
レウィシア・ネバデンシスは1868年にネバダ州ハンボルト山脈で発見されてから、分類が確定せず、レウィシア属に分類されたのが1990年ということです。
レウィシア・ブリッキィカリックス(Lewisia brachycalyx:スベリヒユ科レウィシア属)と同じようなレウィシアらしくない萼が特徴ですが、ブリッキィカリックスの萼が4裂しているのに対して、ネバデンシスの萼は2裂しかしていません。
この2裂した萼が花が全開するのを妨げ、開き初めは一番下の写真ように開けない花弁があります。
この萼の様子が最初レウィシアに分類されなかった理由です。今はピグマエア節に加えられています。

ネバデンシス「ロゼア」はスエーデンのエテボリ(Gotegurg)植物園の学芸員だったヘンリック・ゼッタールンド(Henrik Zetterlund)さんが個人の庭で見つけたそうです。
ロゼアはレウィシア・ネバデンシスとレウィシア・ブラッキィカリックスとの交配によって生じた4倍体の交配種と推測されています。

しかしこのロゼア、花弁の数が多すぎます。普通は8〜9枚なのに12枚ありますね。半八重かな?


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