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2010年5月16日 (日)

おもしろい開き方をするノラナ 
Nolana acuminata

ノラナ・アクミナタ(Nolana acuminata:ノラナ科ノラナ属)が咲いています。

ノラナ科はアロナ属と2属で構成される小さなグループで、ノラナ属はチリやペルーの沿岸部に60種ほどが分布し、ナス科に近い仲間です。

ノラナ・アクミナタはチリの海岸部のほとんど砂漠に近い乾燥地帯で、地面を這うように広がっていく種類です。
鐘状で中心部が白いブルーの花を咲かせます。喉部は黄色で、外側に赤褐色の筋が入っています。
花の開き方が独特で、開いたばかりの時は、花弁にその様子を感じさせるたたみじわが残っています。

種小名のアクミナタ(acuminata)は「先が次第に尖った」という意味で、披針形をした葉の様子を示したものでしょうか。


Nolanaacuminate1


Nolanaacuminate4


Nolanaacuminate3

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小さなシンバラリア 
Cymbalaria aequitriloba

ヒメツタガラクサという名で流通しているシンバラリア・アエクイトリロバ(Cymbalaria aequitriloba:ゴマノハグサ科シンバラリア属)が咲いています。

花が咲いていなければ苔だと思ってしまうようほど小さなシンバラリアで、スペインやヨーロッパ南部に分布している常緑の這い性植物です。

背丈は1cmに満たず、花の大きさも5mmほどです。シンバラリア属には距がありますが、アエクイトリロバにも小さな距があります。匍匐性がありますが、ランナー(ストロン、匍匐枝)を出して増えていかないようです。寒い間は縮こまっていて、暖かくなるとランナーを出すようです。

英名は矮性ケニルワース・アイビー(Dwarf Kenilworth Ivy)です。英国ではケニルワース城に繁茂していたツタガラクサ(ツタバウンラン)(Cymbalaria muralis)の矮性と思わせるような英名ですが、ツタガラクサの矮性種や変種ではありません。
耐寒性は強いようで、冬から花をつけています。強い光と暑さには弱いので日陰で育てる方がいいようです。

種小名のアエクイトリロバ(aequitriloba)は「同じ大きさの三裂片の」という意味で、3裂(3〜5裂)する葉の様子を示しているものと思います。なおツタガラクサの葉は掌状に5〜7裂しています。

なおシンバラリア・アエクイトリロバをシンバラリア・ムラリス「グロボーサ」(Cymbalaria muralis 'Globosa')という園芸種としているサイトがありますが、シンバラリア・ムラリス「グロボーサ」はシンバラリア・ムラリスのランナーを出さないタイプであり、花や全体の大きさはシンバラリア・ムラリスと同じです。


Cymbalariaaequitriloba1


Cymbalariaaequitriloba2


Cymbalariaaequitriloba3


Cymbalariaaequitriloba4

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