« 2010年5月26日 | トップページ | 2010年5月28日 »

2010年5月27日 (木)

謎のオダマキ 
Aquilegia kuhistanica

アクイレギア・クヒスタニカ(Aquilegia kuhistanica あるいは Aquilegia sp. aff. kuhistanica:キンポウゲ科オダマキ属)が咲きました。

このオダマキは、中央アジアのパミール高原の外れに自生していといわれていますが、それ以上の情報はありません。
種名のクヒスタニカ(kuhistanica)は中央アジアのパミール高原から西方の地方で、タジキスタン共和国のクヒスタン(kuhistan:ザラフシャン渓谷 とラシュト渓谷)地域を指しています。

アクイレギア・クヒスタニカは他のオダマキの葉と比べると丸みのある小さな小葉で、花が無くてもクヒスタニカだと分かります。

花は花弁の先が白で、距や萼片は薄い紫色をしています。可憐な径2cm、長さ3cmほどの小さな花を咲かせます。
旧大陸のオダマキには珍しいシベが花から飛び出す、いわゆる長しべタイプで、北米のオダマキのような雰囲気です。

このクヒスタニカと雰囲気の似るアクイレギア・ツルケスタニカ(Aquilegia turkestanica:トルキスタンはクヒスタンを含むより広い範囲の地域です)と共に謎のオダマキです。


Akuhistanica1


Akuhistanica3


Akuhistanica2


Akuhistanica4

| | コメント (0)

シャングリラのタツナミソウ 
Scutellaria zhongdainensis

スクテラリア・ゾングディアネンシス(Scutellaria zhongdianensis:シソ科タツナミソウ属)が咲きました。

スクテラリア・ゾングディアネンシスの詳しいことは分かりません。
Chiltern seeds 社のリストのあった妙に長い名に目がとまり、購入しました。
花が咲いてから調べてみると詳しいことは分からずじまい。しかし品種名から推測するに中国チョンティエン(中甸:Zhongdian)に分布するタツナミソウということが分かりました。

チョンティエンは雲南省麗江(リーチアン)近くの地名で、シャングリラ(香格里拉:Shangri-La:英国人ジェームズ・ヒルトンの小説「失われた地平線」(1933)に登場するユートピアの名)に変わる以前の名前です。
シャングリラは雲南省北西端、麗江の北北西120kmにあり、ヒマラヤ山脈東端の海抜3300mの町です。四川省やチベット自治区との省境に位置しています。

そんな高所のタツナミソウと思って眺めると、2色咲きの整った美しさが漂ってきます。

ただあるサイトには「スクテラリア・ゾングディアネンシスの正体はスクテラリア・アルテッシマ(Scutellaria altissima)と確認した」とありました。
ムムッ、確かに似ている。そういえば Chiltern seeds 社のリストの名称の綴りも間違っている。
スクテラリア・ゾングディアネンシスは存在しないのでしょうか。
でも背丈が違うような気がするし・・・・・悩ましいです。


Szhongdanensis1


Szhongdainensis2


Szhongdainensis3

| | コメント (0)

« 2010年5月26日 | トップページ | 2010年5月28日 »