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2010年6月 6日 (日)

キンシバイいろいろ 
Hypericum calycinum and so on.

アスファルトの上にせり出してセイヨウキンシバイ(西洋金糸梅:ヒペリクム・カリキヌム:Hypericum calycinum:オトギリソウ科オトギリソウ属)が咲いていました。

オトギリソウ属は、北半球の温帯から亜熱帯にかけて約300種が知られています。

セイヨウキンシバイはトルコからブルガリアに分布する常緑低木です。ヒメキンシバイ(姫金糸梅)と呼ばれることもあるぐらい背が低く、地下茎で増えていくのでグランドカバーとして利用されています。
トモエソウかとおもうほど花弁がねじれています。
花はキンシバイ(金糸梅:Hypericum patulum)より次のビヨウヤナギに似ています。


Hypericumcalycinum1


Hypericumcalycinum2


これは雄しべが長く伸びて咲くビヨウヤナギ(美容柳:Hypericum chinense:オトギリソウ科オトギリソウ属)です。

種小名が示すように中国のほぼ全域に分布しています。
セイヨウキンシバイも雄しべが長いですが、こちらは花より長く伸びています。

Hypericumchinennse1


ヒペリクム・ヒドコート(Hypericum cv. Hidcote:オトギリソウ科オトギリソウ属)です。

ビヨウヤナギ同様半落葉低木で、キンシバイの園芸品種といわれていますが、起源はやぶさかではありません。キンシバイより花が大きく、花付きがいいので戦後街路の植栽として広がったといわれています。

Hypericumhidcote1


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お茶目なオダマキ 
Aquilegia chaplinei

アクイレギア・チャップリネイ(Aquilegia chaplinei:キンポウゲ科オダマキ属)が咲きました。

アクイレギア・チャップリネイは米国テキサス州西部から隣接するニューメキシコ州に自生しているオダマキで、その地域に広く分布するアクイレギア・クリサンタ(Aquilegia chrysantha)の矮性小型変種と考えられていました。
自生地のテキサスではどういうわけか隣国メキシコのチワワ砂漠の花と考えられているそうです。

花の大きさは径2cmほどで、花は小さいですが距は4〜5cmもあります。ロングスパー系(距の長いタイプ)のオダマキの中でも、花の大きさからすると1・2を争うほどの長さです。しべも花から飛び出しています。おもしろいのは距が外側に強く反ってしまうことです。とてもお茶目な姿を見せてくれます。

背丈は50cmほどになりますが、葉は小さく、小葉はシダのように細く切れ目が入ります。葉色は緑青色で、花の無い時期は観葉植物のようです。

種小名のチャップリネイは米国の牧草研究者で、1916年にニューメキシコ州の雄大な滝シッティングブル滝(Sitting Bull Falls)の近くでこのオダマキを発見したチャップリン(W. R. Chapline)さんに因みます。


Achaplinei5


Achaplinei6


咲き進むとこんな風に距が反り返ります。

Achaplinei7


Achaplinei8

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