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2010年9月24日 (金)

お殿様の丁髷 
Lobelia cardinalis 'Queen Victoria'

公園にロベリア・カルディナリス「クイーン・ビクトリア」(Lobelia cardinalis 'Queen Victoria':キキョウ科ローベリア属)が咲いていました。

属名の読み方は園芸的にはロベリアですが、英国ジェームズ1世の侍医ドゥローベル(M. de L'Obel;1538-1616)に因んで付けられたので、原則通りローベリアとしています。
ローベリア属は日本にはサワギキョウやミゾカクシが自生していますが、熱帯から温帯にかけて約200種が知られています。

カルディナリスはカナダ南部からテキサスにかけて南北に広く分布していることから想像できるように耐寒性と耐暑性を併せ持つ多年草です。
ローベリア属は直立種と匍匐種がありますが、カルディナリスは背丈60〜90cmにもなる大型のロベリアです。

「緋紅色の」という種小名が示すように鮮やかな緋色の花を開きます。やはりこの花色は印象的で、現地でカーディナルフラワー(Cardinal Flower )と呼ばれています。

匍匐性のロベリアからするとびっくりするほど大きく、花冠の長さは4cmほどになります。
花冠は上唇弁が2裂、下唇弁が3裂しています。白い毛のある雄しべは合体して雌しべを囲み、花から飛び出しています。これが私にはお殿様のちょんまげ(丁髷)に見えます。

花は総状花序につきますが、陽の当たる方に向いて開きます。
葉にも赤い色素を持っているようで赤味がかかります。

なお「クイーン・ビクトリア」はロベリア・カルディナリスに、同じ緋花種でメキシコ原産のローベリア・スプレンディス(Lobelia splendens)を交配したものという説もあります。


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Lobeliaqueenvictoria2_2

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