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2010年10月20日 (水)

目立たない花 
Boehmerialongispica & platanifolia, Carpesium abrotanoides

山で見かけた目立たない花を集めてみました。

まずこれはヤブマオ(Boehmeria longispica:イラクサ科 カラムシ属)です。
ヤブマオは,山だけではなく草原・草地に生える多年草で、草丈は1mを超え、叢生して群落を作ります。
20cmほどの長い紐状の花序につく花は、淡緑色で小さいので見栄えはしません。雌雄同株で、株の上部の花穂は雌花で、下部の花穂は雄花だそうです。写真は雄花の花序のようです。
種小名のロンギスピカは「花穂の長い」という意味です。

Boehmerialongispica1



ヤブマオによく似たメヤブマオ(Boehmeria platanifolia:イラクサ科 カラムシ属)です。
名前から判断するとヤブマオより小型かなと思ってしまいますが、ヤブマオ同様の大きな草本です。
想像するにヤブマオより葉が薄く、花のひとつひとつが離れてつき花序が細く見えるところからメ(雌)とついているのではないかと思います。
プラタニフォリアという種小名は「スズカケノキの葉のような」という意味で、ヤブマオに比べて丸い葉の形を示しています。

Boehmeriaplatanifolia2



ヤブタバコ(藪煙草:Carpesium abrotanoides:キク科ガンクビソウ属)です。

東アジア原産で、インド、コーカサス、さらには南欧まで広がっているそうです。
中心になる太い茎から横方向に細い茎が出て、その茎の葉の腋に下向きに並んで花がついています。
横張りの茎を持ち上げない限り、花は葉の陰になって見えません。
花は筒状花のみで、しぼんだまま、開きません。

種小名はキク科植物の「サザンウッド(Artemisia abrotanum)に似た」という意味で、目立たない花を示したものです。

Carpesiumabrotanoides1

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