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2010年11月 4日 (木)

毛むくじゃらの豆 
Crotalaria sessiliflora

ご近所のタヌキマメ(狸豆:Crotalaria sessiliflora:マメ科タヌキマメ属)の鉢植えに花が咲いていました。

タヌキマメは日本中の原っぱに生える1年草で、背丈50cmほどになります。午後になって開く花は長さ約1cmほどで、枝先に総状につきます。花色はこのように白っぽいものから青紫色まであります。旗弁は中央に裂け目が入るほぼ円形で、翼弁は楕円形をして、同じ長さの竜骨弁を覆っています。

萼は大きく、深く2裂しており、褐色で光沢のある毛が密生しています。この毛の多い萼を狸に見立てたとか、花を正面から見ると獣のように見えるからという説があります。

属名のクロタラリアは玩具の「ガラガラ」に因み、果実の莢を振るとガラガラとなるからだそうです。
また種小名のセッシリフロラは「無柄葉の」という意味で、枝からすぐに出ている葉の付き方を指しています。

このユニークなタヌキマメですが、最近になってネマトーダ(根瘤線虫)対策のため、最近導入されたクロタラリア・ブレビフロラ(Crotalaria breviflora)やサンヘンプ(コブトリソウ:Crotalaria juncea)などのタヌキマメの仲間は萼に毛が生えていません。普通の黄色いマメ科の花です。つまり学名のように莢の様子が一致しているだけだからです。


Crotalariasessiliflora1


Crotalariasessiliflora2


Crotalariasessiliflora3

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