« 2010年11月9日 | トップページ | 2010年11月11日 »

2010年11月10日 (水)

開かないヤブハギ 
Desmodium podocarpum ssp. mandshuricum

山のハイキングコース沿いに、1本だけヤブハギ(藪萩:Desmodium podocarpum ssp. mandshuricum:マメ科ヌスビトハギ属)が咲いていました。

大きさが3mmほどの小さな花なので、私の目にはタデの花のように見えました。それはいつ見ても花が大きく開いていなかったからです。

ヤブハギは茎先の細長い総状花序に、淡紅色の小さな花をまばらにつけます。何度か傍を通って見ていますが、いつも花を閉じたままでした。ですから蝶形花のようには見えず、タデの花のように見えていたのです。写真にとってヤブハギと分かりました。
初めて見かけたから2週間経っていますが、まだ果実もできず、ぽつぽつと咲いています。

葉は下のほうに集まってついており、ほとんど無毛です。
葉は3つの小葉からなり、先端の葉は一際大きく10㎝ほどあります。

学名は牧野新日本植物図鑑には Desmodium fallax となっていますが、現在ではその痕跡がケヤブハギ(Desmodium podocarpum ssp. fallax)の学名に残っています。再分類されてヌスビトハギの変種という扱いになっています。

属名デスモディウムは「鎖状構造の」を意味し、果実がくびれて鎖状につながっていることを指しています。
また種小名ポドカルプムは「枝のある果実の」という意味で、これも実に関する特徴から来ています。
亜種名マンジュリクムは原産地の「満州の」という意味です。


Desmodiummandshuricum4


Desmodiummandshuricum5


Desmodiummandshuricum6


| | コメント (0)

« 2010年11月9日 | トップページ | 2010年11月11日 »