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2010年11月12日 (金)

振り返る花 
Leucosceptrum stellipilum

ミカエリソウ( Leucosceptrum stellipilum:シソ科テンニンソウ属)が咲きました。

ミカエリソウは中部以西に分布、山地の林床に群生するシソ科では珍しい落葉低木です。背丈は1mまでで、茎の上部は四角形で、地面に近いところでは木と分かる淡褐色をしています。

テンニンソウ属はヒマラヤから中国、東南アジア、台湾、日本に分布する植物で、6種が知られています。

以前の学名はコマンソスファセ・ステリピラ(Comanthosphace stellipila)といい、come 毛+ anthos 花 + sphace サルビアという単語の合成形です。サルビアに似た花で苞葉に毛があるという特徴を指しています。

花糸(雄しべ)の根本に毛があるかないかという程度の些細な違いでレウコスセプツルム属が新しく立てられ、テンニンソウの仲間はコマンソスファセ属からレウコスセプツルム属へ再分類されました。

ミカエリソウの花弁は白色ですが、花弁から飛び出す雌しべや雄しべのが紅紫色なので、淡いピンクの花のように見えます。蕾は楕円形の苞葉に3個ずつ包まれて、花は3個一組で開きます。また苞葉は開花直後に落ちてしまいます。

属名のレウコスセプツルムは「白い王杖の」を意味し、花序の様子をあらわしています。
また種小名ステリピルムは「 星状毛の」という意味で、葉の裏や柄には星の形の毛が見られます。


Leucosceptrumstellipilum1_2


Leucosceptrumstellipilum3

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