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2010年12月 1日 (水)

蔓が紫のツルムラサキ 
Basella rubra

ご近所にツルムラサキ(蔓紫:Basella rubra:ツルムラサキ科ツルムラサキ属)が咲いていました。

ツルムラサキ属は熱帯アフリカと熱帯アジアに分布する蔓植物です。熱帯地方に5種類ほどが知られており、日本には2種が見られます。
熱帯アジア原産のツルムラサキは一年生の草本で、野生で見かけるというより人家に植えられていることの方が多いようです。

広卵形の葉は肉質(厚く柔らかい)で無毛、上に行くほど小さくなっていきます。

長さ3〜4mmのピンクの花は萼片で、花弁はありません。花は上部が少し開くだけで、付け根の方は袋状になっていて、これ以上は開かないそうです。
花が終わると、萼は子房を包み込んだまま5mmほどの丸形をしたグリーン色の萼筒となり、黒紫色に熟して球形の偽果となります。偽果というのは子房以外からなる果実をいい、一見果実なのですが、本当はその中に果実(真果)が入っています。

江戸時代に渡来したものは茎が白い品種(Basella alba)で、明治以降に園芸品種として移入された紫の茎のものとは違う種類です。紫の茎の種類をシンツルムラサキと呼ぶこともあるそうです。

なおツルムラサキは、蔓が紫色だからつけられた名ではなく、紫のお汁を出す実が付く蔓なので、そのようにつけられたようです。


Basellarubra4


Basellarubra5


Basellarubra6

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