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2010年12月31日 (金)

大晦日のゲンジスミレ 
Viola variegata var nipponica

ゲンジスミレ(Viola variegata var nipponica:スミレ科スミレ属)が咲きました。

基本種には葉に斑が入り、フイリゲンジスミレ(Viola variegata var variegata)と呼ばれています。
フイリゲンジスミレはシベリアから東アジア(中国、朝鮮半島)に分布し、この園芸種がビオラ・コレアナ「シレッタス」(Viola koreana 'Sylettas':Thompson & Morgan社 )やビオラ・コレアナ「シルベッタ」(Viola coreana 'Sylvetta':Plants of Distinction社)という名で欧米で流通しています。

ゲンジスミレは青森・岩手の太平洋沿岸、長野県・山梨県・群馬県の関東から中部地方の内陸部、岡山県、愛媛県に飛び飛びに分布しています。
このような隔離分布が日本で最初の発見という誤解を生み、その土地が愛媛県北条市であったので「イヨスミレ」(Viola umemurae)と分類されました。しかし後に他県で同種のスミレが知られていたことがわかりフイリゲンジスミレの一変種に分類されました。

花は花弁に紫条が入り、淡い紅紫色をしていますが、西に行くほど白くなると言われています。花弁の裏は萼を含め、表側より濃い紅紫色をしています。
時季外れに咲いたからでしょうか、花弁が厚く、ゆかしさを感じます。

葉の表面は暗い緑色から暗褐色、裏面は、紫式部→源氏物語という連想が名前の由来となる紫色を帯びています。

    それでは良いお年をお迎え下さい。



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