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2011年4月26日 (火)

目薬なので目木 
Berberis thunbergii 'Atropurpurea'

ご近所にメギ(目木:Berberis thunbergii:メギ科メギ属)が咲いていました。

メギは日本の山原や野原に生え、高さ2mほどになる落葉低木です。
稜のある枝は褐色で、葉が変態した鋭い棘があります。
4月の新葉が出る頃に、葉腋に黄色い花を一つ下向きにつけ、秋には紅葉に併せて赤い実が熟します。

このメギは葉の色が赤紫色で、外国で改良された園芸品種の「アトロプルプレア」(Berberis thunbergii 'Atropurpurea')です。花にも赤紫の色が入っています。

なお目木というのはこの木を煎じて洗眼薬としたからだそうです。
メギ科といえばすぐにイカリソウやナンテンが浮かびますが、基準種であるメギの花はピンときません。

属名のベルベリスはアラビア語由来で、果実の名から来たとか、葉の形が貝殻に似ているからと言われています。この木からとった成分がベルベリンで、それには抗菌・抗炎症、止瀉作用があり、それで煎じ薬が目薬になるんですね。

また種小名ツンベルギイはスエーデンの植物学者・医学者で日本の植物学の基礎を作ったツンベリ(Thunberg, C. P.:1743-1828)さんに因んでつけられています。日本の植物には多い種小名です。


Berberisthunbergii1


Berberisthunbergii3


Berberisthunbergii2

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ちょっと違う狐の牡丹 
Ranunculus muricatus

ご近所のフェンスの根本にトゲミノキツネノボタン(棘実の狐の牡丹:Ranunculus muricatus:キンポウゲ科キンポウゲ属)が咲いていました。

キツネノボタン(Ranunculus silerifolius)と違って背が低く、花も大きく目立ちます。キツネノボタンの仲間だということはすぐ分かりますが、種類までは分かりませんでした。

トゲミノキツネノボタンはヨーロッパや西アジア原産の帰化植物で、アフリカやオーストラリア、アメリカ大陸にまで広がっているそうです。
一年草ですが、時には年を越えて多年草になります。
花の大きさは径2cm足らずで、小さな花ですが、花弁がメタリックなつやのある黄色い楕円形で、それを見逃すことはありません。
立ち上がると50cmほどになるようですが、茎が柔らかく、這ってしまい、高さは20cmほどの高さです。

キツネノボタン同様、田んぼの畦のような湿気を含むところが好きだということですが、結構乾燥する所に咲いていました。

英名はspinyfruit buttercup(spiny:棘のある,fruit:実の,buttercup:キツネノボタン) で、それを訳したものが和名になっています。
種小名のムリカツスは「堅く尖った」という意味で、種子にある小さな棘状の付属物の様子を表しています。


Ranunculusmuricatus1


Ranunculusmuricatus2


Ranunculusmuricatus3


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