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2011年4月28日 (木)

白とピンクのヒマラヤユキノシタ 
Bergenia 'Bressingham White' & 'Rubrum'

ヒマラヤユキノシタという方が一般的なベルゲニア(ユキノシタ科ベルゲニア属 )が大分前から咲いています。

ベルゲニア属はアフガニスタン、ヒマラヤ、中国、シベリヤに分布する多年草で、約10種が知られています。よく見かけるヒマラヤユキノシタという和名を持つのはベルゲニア・ストレイチイ(Bergenia stracheyi)で、薄いピンクの花をつけます。

これは「ブレッシングハム・ホワイト」(Bergenia x smithii 'Bressingham White':ユキノシタ科ベルゲニア属)と名付けられたベルゲニア・スミシィの純白花種です。
この純白の花と革質の艶のある葉とはよくマッチしています。

なおブレッシングハムは、この植物が日本でもよく知られているブルームズ・ナーセリー(Blooms of Bressingham)の生まれであることを示しています。

英名はピッグスクウィーク(Pigsqueak)で、「豚のキーキーという鳴き声」という意味ですが、植物とこの言葉のイメージが一致しません。豚が喜んで食べるからでしょうか。

ベルゲニアという属名は18世紀のドイツ人医師で植物学者のカール・オーグスト・ボン・ベルゲン(Karl August von Bergen;1704-1759)に因んでつけられています。


Bergeniabressinghamwhite1


Bergeniabressinghamwhite2



これはベルゲニア・コルディフォリア「ルブルム」(Bergenia cordifolia 'Rubrum':ユキノシタ科ベルゲニア属)です。

ベルゲニア・コルディフォリアはアルタイ、モンゴル原産で、30個ほどの明るいピンクの花を頭頂部に
かためてつけます。花は筒型で、大きく開閉しません。
エレファント・イヤー(Elephant's ears)という英名のように、葉はベルゲニア・ストレイチイより、さらに大きな丸型をしています。
丸型といいましたが種小名は「心臓の形をした葉の」という意味です。

ルブルムはその選別種で、濃いピンクの花をつけます。上の写真は反射があって白っぽく写っています。もっと濃いローズピンクを予想していたのですが、思ったより薄いピンクです。

冬の間の葉の裏側は濃い紫色をしていますが、花茎を共に出てくる葉は明るいグリーンです。

Bergeniarubrum1


Bergeniarubrum2

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チャーミングな椿 
Camellia japonica 'Gakkou'

ご近所に椿「月光」(Camellia japonica 'Gakkou':ツバキ科ツバキ属)が咲いていました。

濃紅色の一重で唐子咲きの品種です。唐子咲きは雄しべや葯が花びらのような形に変異した咲き方で、他の花であればアネモネ咲き(クリスマスローズ)とか丁字咲き(クリスマスローズやキク科)と呼ぶ咲き方です。
唐子とは中国の幼児のことで、頭のてっぺんだけ毛を残して他はそり上げる髪型からきているのだろうと思います。

月光の読みは「げっこう」ではなく、月光菩薩からきているので「がっこう」と読みます。
月光という名は関西での呼び名のようで、他所では「ト伴(ぼくはん)」と呼ばれています。

月光は2000種を越えるほどある椿の園芸種の中で、すぐに見つかるほど有名で、江戸時代から知られる古典銘花だそうです。


Camelliagakkou1


Camelliagakkou2


Camelliagakkou3


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