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2011年5月 7日 (土)

ヒマラヤ産のヤマキケマン 
Corydalis ophiocarpa

コリダリス・オフィオカルパ(Corydalis ophiocarpa:ケシ科コリダリス属)が咲き乱れていています。

ヒマラヤ東部、チベットから四川省、雲南省までの1000m〜2500mの渓谷や森林、草原に自生する2年草です。

本州、四国の森林や林縁に自生するヤマキケマン(以前の学名はCorydalis japonica あるいは Corydalis makinoana)と同じとされています。

種小名のオフィオカルパは「ヘビの莢」という意味で、その莢は一番下の写真のように緑の蛇のようにくねくねになります。これはヒマラヤ産にも日本産にも見られる特徴で、それ故この学名になっているのでしょう。

しかし私の育てているヒマラヤ産のコリダリス・オフィオカルパは冬から春先にかけて薄い小豆色になり、ヤマキケマンとは明らかに葉色が違います。
日本とヒマラヤでは葉色に差があるのかもしれませんが、ヒマラヤ産の方が遙かに趣があります。

花の時期にはシダのような繊細な葉は灰色がかった緑色をしています。日本産のような明るい緑色にはなりません。
そして花茎から旗が風になびくように長さ1cmほどの小さなクリーム色から硫黄色の花をつけます。

花弁の先についている小豆色の模様や上弁の上についている黄緑の模様がアクセントになっています。

いろいろ見応えのある植物です。


Corydalisophiocarpa7


Corydalisophiocarpa9


Corydalisophiocarpa11


Corydalisophiocarpa7

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青いハイビスカス 
Alyogyne huegelii

ブルー・ハイビスカス(アリギネ・ヒューゲリー:Alyogyne huegelii:アオイ科アリオギネ属)が咲き出しました。

アリギネ属はヒビスカス(ハイビスカス)に分類されていたことがあるほど、ヒビスカスに近縁の植物です。オーストラリアの西半分の乾燥地帯に4種が分布しています。
常緑低木で、葉は不規則に5深裂した手のひら状で、花がない時でも区別できます。

アリギネ・ヒューゲリーの花びらは左右対称の楕円形ではなく、偏心し、先が尖っているので、それだけでハイビスカスとは違う感じです。
花は絹質のライラック(紫赤)色で、大きさ8〜12cmで、葉腋から次々と咲いていきます。
枝は初め50cmほど直立しますが、途中から横に伸びだし(50〜80cm)、結構場所をとります。他の花にのしかかって咲いています。
園芸種もありますが、日本では流通していません。

水はけの良い用土で乾き気味に育て、枝が伸びてきたらピンチして土に挿しておくと増えていきます。
冬は霜にあたらないように軒下に置いておけば寒さに耐えられます。気温−2℃でも大丈夫でした。

英名はライラック・ハイビスカス(lilac hibiscus)と呼ばれたり、日本同様ブルー・ハイビスカス(blue hibiscus)と呼ばれています。
なお種小名はオーストリアの軍人で、オーストラリア西部の植物の命名者でもある植物学者のフォン・ヒューゲル(Charles von Hügel:1795-1870)さんに因みます。


Alyogynehuegelii1


Alyogynehuegelii4


Alyogynehuegelii3_2


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