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2011年5月21日 (土)

カラフトヒメオダマキの謎 
Aquilegia pyrenaica

園芸店で「樺太姫オダマキ」というラベルが挿してあるポットを見つけました。ネット園芸店などに登場するオダマキですが、以前から気になっていたので、どのようなオダマキか知りたくて購入しました。

花が開いて分かったのは、アクイレギア・ピレナイカ(Aquilegia pyrenaica:キンポウゲ科オダマキ属)以外の何ものでもないということでした。

アクイレギア・ピレナイカはヨーロッパのフランスとスペインの国境地帯、ピレネー山脈やスペイン北東部に自生している小型のオダマキです。
背丈10cmほどで咲き始め、その後結構成長して葉の高さは15cmほどになります。
径3〜4cmの美しいブルーの花を横向きに咲かせます。

それにしても樺太とつく植物にまともなものが無いことが分かりました。
これまでに樺太オダマキ八重樺太オダマキが外国産のオダマキであろうと推測してきましたが、それらは園芸種の可能性があるのでまだ許せます。でもこの樺太姫オダマキはひどい。

勉強していない園芸業者は、名前の分からない外国産の植物を日本人が足を踏み入れにくいサハリン原産だと称して和物山野草愛好家をだましているのですね。
このオダマキ以外にも、色々な外国産の山野草がいい加減な和名風の名前をつけられ流通しています。
園芸業者ももう少し勉強して、間違いを正してほしいものです。


Apyrenaica10


Apyrenaica12


Apyrenaica13

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ペルシャのライラック 
Syriga x persica

公園にペルシャライラック(Syriga x persica:モクセイ科シリンガ(ハシドイ)属)が咲いていました。

ライラック(Syringa vulgaris)はよく公園に植えられていますが、それとは違った花が咲いているのに気がつきました。
4裂する花弁の先が尖り、黄色い雄しべが花筒から飛び出し、見えています。
さらに葉は楕円形ではなく、少し細い披針形をしています。
ライラックのような明るい色調ではなく、落ち着いた小さめの薄赤紫の花をつけていました。

シリンガ属、和名ではハシドイ属はヨーロッパ東部から中国、日本にかけて約30種が知られています。

ペルシャライラックは中央アジア原産の落葉低木で、いずれも薄紫の花をつける葉の付き方が独特なシリンガ・ラシニアタ(Syringa x laciniata)とシリンガ・アフガニカ(Syringa afghanica:アフガンライラック)の交配種だと考えられています。


Syrigapersica1


Syrigapersica2


Syrigapersica3

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