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2011年5月29日 (日)

ニゲラらしくないニゲラ 
Nigella bucharica 'Blue Stars'

ニゲラ・ブカリカ「ブルースター」(Nigella bucharica 'Blue Stars':キンポウゲ科ニゲラ属)が咲いています。

以前から咲いていたのですが、Thompson & Morgan社のサイト以外情報がなく、花の印象がニゲラとはほど遠く、本当にニゲラ属の花かどうか疑っていました。
Thompson & Morgan社で最近扱われるようになった種子から育てました。

花びらはラベンダーブルーで、横から見るとこの花びらには萼はありませんので、花びらが萼のようです。
そうすると中心部に王冠状に立っている付属物が花弁なんでしょうか。しかし多くのニゲラのように蜜腺状ではありません。この花弁の先は2裂し、萼の色より濃いブルーです。

背丈は30cmほど、花のすぐ下には細い総苞があります。しかし深裂した羽状の総苞ではなく茎に輪状についています。またひょろひょろの茎の先に総苞に包まれないで蕾をつけます(ですから総苞では無いかもしれません)。
葉は他のニゲラのような深裂した細い葉ではなく、特に茎の下方の葉は全縁の皮針形をしています。袋果(莢)が3個まとまって、大きさは違いますがヒメウズと同じような形の果実が稔ります。

このような特徴のため分類上の混乱があるのか、異学名も多くニゲラ・ガリデラ(Nigella garidella)やニゲラ・ニゲラスツルム(Nigella nigellastrum)、 ガリデラ・ニゲラスツルム(Garidella nigellastrum)と同じという解説もあり、そこに全く異なる花の画像が掲載されたりしています。

なお英名はEmir of Buchara(ブカラの王)です。ブカラ(あるいはブハラ:Bukhara,Buxoro)は、その旧都市部が世界遺産に登録されており、ウズベキスタンのブカラ州の首都で、トルキスタン東部と国境を接しています。
また種小名は「ブカラの」という意味ですから、ウズベキスタンのブカラ周辺の原産ということになります。種小名は現地の発音通りにブカリカあるいはブハリカと読むのが正しいのでしょう。


Nigellabucharica1


Nigellabucharica3


Nigellabucharica2


萼が落ちて果実が膨らんでいます。残った花弁が2裂しているのが分かります。

Nigellabucharica4

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