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2012年3月17日 (土)

梅の花4 
Prunus mume

先日(3月14日)に撮った甲東梅林の梅です。

「南高(Prunus mume 'Nankou':バラ科サクラ属)」
ご存じブランド梅干の実梅です。
南高梅は「なんこううめ」「なんこうばい」どちらでもいいそうですが、正式には「なんこううめ」だそうです。
上南部村(現・みなべ町)では昔から高田梅と呼ばれる実梅があり、その調査に南部高校の教諭が関わったのでこの名がついたといわれています。
花粉は多いけれど、自木の花粉では自家結実性が低いので、1本では実がなりません。


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「八重唐梅(Prunus mume 'Yaekaraume':バラ科サクラ属)」
緋梅系紅梅性(枝は細く、葉も小さく、葉柄が濃紅色となる)を持つ中輪の八重品種です。
花弁は赤筋が入った明るい紅色で、開いてからしばらくすると縁の色がわずかに薄くなります。花は垂れて咲きます。実も赤く色づき楽しめる梅です。


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「養老(Prunus mume 'Yourou':バラ科サクラ属)」
白に近い淡紅色の小輪一重咲き品種です。
野梅系(枝は細く密生し、葉は小さい性質を持つ)で樹勢は弱いのですが、大きな実のなる実梅です。
江戸時代紀州丁(よぼろ)村のよぼろが訛って養老になったといわれています。


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「白鳳(Prunus mume 'Hakuhou':バラ科サクラ属)」
「しろほう」とも言うようです。
白鳳というと桃を思い浮かべますが、梅干し用の実梅です。
大輪八重の遅咲き品種です。


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「一重林州(Prunus mume 'Hitoerinshu':バラ科サクラ属)」
古くから梅干用として吉野地方で栽培されています。花は一重の美しい淡紅色で萼も紅色をしています。
林州は中国河南省林州市を指すのだと思いますが、梅との関係は不明です。
梅は文献には日本書紀以降に登場しますが、一重林州がこの時代(奈良時代初期)に中国から奈良へと伝えられたという説があります。
同じ名を持つ品種に八重林州、九州林州があります。


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