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2012年4月10日 (火)

紅白の小菊 
Anacyclus pyrethrum

アナキクルス・ピレツルム(Anacyclus pyrethrum:キク科ピレツルム属)が咲き始めました。



Anacycluspyrethrum1


Anacycluspyrethrum2


Anacycluspyrethrum3



アナキクルス属は北アフリカを含む地中海沿岸に約10種が知られており、その多くが一年草です。
アナキクルス・ピレツルムは多年草で、地中海沿岸だけではなく、アラビア、ヒマラヤ、西インドまで分布しています。

多湿に弱いけれど、乾燥に強く、丈夫なハーブです。匍匐しながら分枝していくので、グランドカバーとしても最適です。
花は径2〜2.5cmの白色ですが、その裏側は紅紫色をしていて、その対比が可愛いです。

除虫菊(シロバナムシヨケギク:Chrysanthemum cinerariifolium の異名 Pyrethrum cinerariifolium)と同じ学名 pyrethrum なので、根に殺虫成分のピレトリン(pyrethrine)を含むと言われていますが、除虫菊(1844)より先にリンネ(1707-1778)によって命名されており、学名はたまたま一致しただけのようで、ピレトリンを含むというのは間違いです。

ヨーロッパではハーブとしてよく知られた植物で、根に鋭い刺激があり、根を口に含むと唾液分泌を促すので虫歯防止になると言われています。

属名のアナキクルスは a(欠如)antho(花の)kyklos(輪)の造語で、頭花の特徴を指しています。
種小名のpyrethrumはpyr(火の)とanthro(人)に由来します。これがどのような特徴を顕しているか不明です。

英名は Spanish chamomile(スペインカモミール),Mount Atlas daisy(アルタイ山デージー),Pellitory (ペリトリー)です。

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