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2012年4月13日 (金)

韓国のスミレ 
Viola prionantha & Viola albida f. takahashii

朝鮮半島原産のサキガケスミレ(Viola prionantha:スミレ科スミレ属)とキクバコマスミレ(Viola albida f. takahashii:スミレ科スミレ属)が咲いています。



Vprionantha2


Vprionantha1


Vprionantha3

サキガケスミレ(Viola prionantha)

サキガケスミレは朝鮮半島、中国、ロシアの海抜2100 - 3200mの山岳地帯の草原や傾斜地に分布するスミレです。

種小名もprio(最初に)antha(花の)で「1番に咲く」という意味で、和名も他の花に先駆けて咲くということからつけられたと思われます。

花色は薄紫から紫まであり、唇弁には紫条が入っています。
葉には緩い鋸歯があり、細長い長卵型で、基部はハート型をしています。




Valbida4


Valbida6


Valbida5

キクバコマスミレ(Viola albida f. takahashii)

キクバコマスミレの基本種のコマスミレ(Viola albida)は「淡白色の」という種小名が顕しているように薄いピンク色のスミレです。
中国東北部から朝鮮半島、日本に分布しているとされていますが、日本に分布しているのはナンザンスミレのことでしょう。
日本ではナンザンスミレの学名は Viola chaerophylloides ですが、韓国ではナンザンスミレと思われるスミレは Viola albida v. chaerophylloides で、コマスミレの亜種として扱われています。ただこの二つが同じものかどうかわかりません。

海抜300-500mの低山の林間に分布しているようです。
葉の切れ込みはナンザンスミレやヒゴスミレほどには切れ込みが深くありません。

和名のコマスミレとなっているのは、朝鮮の古代国家の高句麗(こうくり)を日本ではコマと呼んでいたので、高句麗の支配地域に分布したスミレという意味かも知れません。

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