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2012年4月14日 (土)

ブドウのようなムスカリ 
Muscari neglectum

ムスカリ・ネグレクツム(Muscari neglectum:ユリ科ムスカリ属)が咲きました。


Mneglectum1_2


Mneglectum1_2


Mneglectum3


ムスカリ・ネグレクツムは地中海沿岸を中心に、ベルギーからドイツを経て南ロシア、アルタイ山脈まで広範囲に分布しています。砂の多い水はけのよい草原などに観察されています。

ムスカリはブドウヒヤシンス(Grape hyacinth)といわれていますが、ネグレクツムはその通り、赤ワインにするブドウの品種(例えばカベルネ・ソーヴィニヨンやサンジョベーゼ)のように濃い群青色の花をつけ、花弁の表面はブドウのごとくにワックスを吹いたような色調です。
花序の下部の花は稔性があり、花冠の開口部に白い縁取りがあります。
上部の空色の花は不稔生で種子を付けることはありません。この上部の花の色は、真ん中の写真のようにスカイブルーから赤紫色まで幅があります。

長さ20〜30cmの幅の狭い葉ですが、ムスカリ・アルメニアクム〔Muscari armeniacum〕の葉のようにだらしなく寝てしまうことはなく、どちらかというと立ち上がっています。

種小名ネグレクツムは英語のネグレクト(neglect)と同じで無視する、見逃す、見落とすという意味で、色が地味なので目立たないからでしょうか。

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