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2012年5月 4日 (金)

3色ギリア 
Gilia tricolor

公園にギリア・トリコロル(Gilia tricolor:ハナシノブ科ヒメハナシノブ属)が咲いていました。


Giliatricolor3


Giliatricolor4


Giliatricolor5


ギリアの仲間は南北アメリカの砂漠などの乾燥地地帯に120種あると言われています。
その内のギリア・トリコロルは米国カルフォルニア州のシェラネバダ山脈からコースト・レンジ(Coast Ranges)山脈にかけての山地、セントラルバレーに分布しています。

花径2㎝ほどの薄紫色の花を咲かせます。秋にタネを蒔き、春に咲く二年草です。
咲き進むと背丈が50cm越える高さになりますが、春蒔きにすると背が低くなるかもしれません。

トリコロルは薄紫色の花弁の中心部に濃い紫の目があるのでバーズアイ(Bird Eye )ギリアと呼ばれています。表側から見ると薄紫色と濃紫色の2色しかありません。
花の裏側から見るとよく分かるのですが、濃紫色の目の奥の咽部は黄色をしています。これで種小名の通り3色になります。

花弁から突き出した鮮やかなブルーの葯がとても目立ちます。
葉は羽状複葉で細く裂けています。

属名のギリアは18世紀のバチカンの天文台長ギル(Filippo Luigi Gilli, 1756-1821)さんに因みます。スペイン人の植物学者と共同で植物収集をしていたのでスペイン人という説もあります。

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斑の美しいコリダリス 
Corydalis magadanica f. variegata

斑入り葉のコリダリス・マガダニカ(Corydalis magadanica f. variegata:ケシ科キケマン属)が咲きました。


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コリダリス・マガダニカは学名からマガダンに咲いているキケマンだと推測できます。
マガダンとはソビエト連邦時代の1930年代に流刑地として開かれたマガダン地方のことで、アジア大陸の北東部のオホーツク海に面した地域です。

コリダリス・マガダニカは球根性のコリダリスといわれていますが、このコリダリスには球根がありません。そうするとコリダリス・マガダニカではない訳ですが、PlantWorldSeeds社のカタログにはこの名が掲載されており、この植物の名前の出所ではないかと思います。
2011年の紙媒体のカタログからはコリダリス・マガダニカは消えており、代わって日本に自生しているキケマン(Corydalis heterocarpa )が登場しています。以前のコリダリス・マガダニカはキケマンのことだということでしょうか。

以前に普通葉のコリダリス・マガダニカを育てていて、こぼれ種から突然斑入りが出てきたのが写真のものです。普通葉は芽が出ると抜いて捨てていたので、今は斑入り葉のものしか咲いていません。
根生葉には斑は少ししか入っていませんが、成長するにつれ斑が強くなり、最上部では完全に白化した「うぶ」と呼ばれる葉になったりします。
それがクリーム色で、何とも言えず美しいのです。
果実の莢にも縞が入っています。

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