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2012年5月 9日 (水)

2種のイクシア 
Ixia flexuosa & maculata

イクシア(Ixia)属は南アフリカのケープ地方を中心に、約50種が知られています。
南アフリカの旧ケープ州、現在の西ケープ州、東ケープ州、北ケープ州の冬季に雨期がやってくる地方に分布しています。



Ixiaflexuosa1


Ixiaflexuosa2


これはイクシア・フレクスオサ(Ixia flexuosa:アヤメ科イクシア属)で、ケープ半島から西ケープ州にかけての粘土層地に生えています。南アフリカの雨季は11月から3月ですが、南西の海岸は移動性低気圧の影響で冬季に雨が多く、東部は季節風により夏季に雨が降ります。
イクシア・フレクスオサは南西部の冬季に雨が降る地方だけではなく一年を通して雨のある地域にも分布しています。
ピンクの他、薄青紫色や白色の花を咲かせます。中心部の模様がないようですね。

種小名のフレクスオサは「波状の、ジグザグの」という意味で、花の付き方を指しているのだろうと思います。



Ixiamaculat1


Ixiamaculat2


これは黄色い花を咲かせるのイクシア・マクラタ(Ixia maculata:アヤメ科イクシア属)の園芸種で「ウラヌス(Uranus)」です。
イクシア・マクラタは黄色やオレンジ色で中心部に濃い色の模様が入ります。花被片の外側の赤い模様は外花被にはなく、内花被だけについています。

南アフリカ南西部の冬季に雨が降る地方の砂岩地や花崗岩地に自生しています。耐寒性もあって、イクシアの中では早く咲き出します。

イクシアの園芸種はマクラタを親にしてオランダで種間交雑によって改良されたのですが、花の真ん中に親譲りの黒い目が残されています。

50cmほどの針金のようにしっかりした花茎なので切り花として用いられます。2週間以上花持ちするようです。

種小名マクラタは「斑点のある」という意味で、花の真ん中の模様を指しているのでしょう。「モンイキシア(紋イキシア)」という和−ラテンをチャンポンした流通名を貰っています。
自生地ではトウモロコシ畑によく生えるそうで、コーン・リリーAfrican corn-lilyという英名があります。

なお属名は ixia(有名な植物)に由来するという説の他、茎を傷つけると粘りの強い液が出てくることからixos「鳥もち」の意味で命名されたといわれています。

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