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2012年6月 1日 (金)

陸のクリオネ 
Linaria triornithophora

びっくりするような大きな花をつけるリナリア・トリオルニトフォラ(Linaria triornithophora:ゴマノハグサ科ウンラン属)です。


Linariatriornithophora1


Linariatriornithophora5


Linariatriornithophora3


Linariatriornithophora4


ポルトガルやスペインが原産のリナリアで、背丈が50〜90cmにもなります。もうリナリアを小さな草とは言えません。
背丈だけならリナリア・パープレアも負けていませんが、花も大きいのです。距を含めて3cmほどの長さがあり、リナリアの花がどのように開くのかバッチリわかります。
先日のリナリア・アルピナと比べてみましたが、その大きさが分かっていただけると思います。

原種の花は全体が淡いピンクで、距が濃いピンク、上唇にクリーム色がかかりますが、園芸種の中にははっきりしたラベンダーピンクのものもあります。
花の形はまるで軟体動物のクレオネ (Clione) に似ていて、羽の生えた天使のように見えます。

葉も茎も毛は生えて折らず、灰緑色をしています。背が高くなることを裏付けるように茎は堅く、しっかりしています。1番下の写真のように、茎を取り囲むように葉柄のない全縁の細い三角形の3枚の葉がついています。葉の付け根から1本花柄を出し、花が咲きます。
乾燥に強く、用土がカラカラになってもびくともしません。

種小名トリオルニトフォラは「3羽の鳥が飛ぶ姿の」という意味で、輪生して咲く3輪の花を指しています。が、必ずしも3個花がつくのではなく、4個ついている時もあります。
英名もthree birds toadflax(3羽の鳥のリナリア)やThree Birds Flying(空飛ぶ3羽の鳥)です。

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