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2012年6月20日 (水)

帯化アスター 
Callistephus chinensis

ご近所にこんな奇妙なアスター(カリステフス・シネンシス:Callistephus chinensis:キク科エゾギク属)が咲いていました。


Callistephuschinensis1


Callistephuschinensis2


Callistephuschinensis3


エゾギク属は中国北部から北朝鮮にかけて東北アジア原産とされています。園芸的には多くの品種が作出されていますが、原種はカリステフス・シネンシス1種のみの一属一種の植物です。
ヨーロッパで改良されて、日本には江戸時代中期に渡来したといわれています。

アスターと呼ばれるキク科植物には宿根草のシオン属があります。
園芸的にアスターと呼ばれているカリステフス・シネンシスは1年草で、蕾の時から目立つ苞片が花の周囲にはみ出すほど大きく、また花序も違うという理由でシオン属とは別属とされています。

この花は帯化(fasciation)しており、帯化した花の下にも多数の苞片が覗いており、エゾギク属の特徴が出ています。
帯化とは植物で見られる奇形のうちでよく見られるものです。分裂組織の突然変異、遺伝的な原因のほか、細菌の感染や虫などによる傷が刺激となって生じるとされています。

属名のカリステフスは「美しい冠」という意味で、冠毛が美しいことを指しています。

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