多肉のようなレウィシア
Lewisia rediviva
レウィシア・レディビバ(Lewisia rediviva:スベリヒユ科レウィシア属)が咲きました。
米国陸軍植物探検隊の隊長ルイス(Meriwether Lewis)がこのレウィシアを発見したいきさつはこのブログをご覧ください。
レディビバはレウィシア属の基準種で、大きく、鮮やかなピンク色のシルクのように薄い花弁の花を咲かせます。
英名はビッタールート(bitter root)ですが、アメリカ先住民がこの苦み(ビター、bitter)のある大根のような根(ルート、root)を食べていたからつけられたということです。
レディビバはモンタナ州の南部や西部にはよく見かけるようですが、北はカナダのブリティッシュコロンビア州やアイダホ州、オレゴン州、ワイオミング州、カリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州などにも分布しているといわれています。
多肉植物は葉や茎に水を蓄えている植物で、多くは葉や茎が未分化な植物の総称ですが、レウィシア属はその中に含まれません。
しかしレウィシア・レディビバは多肉植物出はないかと思えるような特徴を持っています。
レディビバは花の無い時期は、松葉ボタンのような3〜5cmの細長い多肉な葉が10本ほど地面から出ているだけです。
花の時期には古い葉は枯れかかっています。そして葉を取り囲むように大きな数個の蕾がつきます。
蕾は大きいのですが、しかし蕾が開いてから花弁は径5cmほどに生長し、大きくなります。
横から見ると花茎は出ていますが、正面からは地際で咲いているように見えます。
花後新しい葉が出てきます。
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