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2012年7月21日 (土)

ルドベキアいろいろ 
Rudbeckia hirta, triloba & laciniata

ご近所にさいていたルドベキア(Rudbeckia:キク科ルドベキア属)です。
ルドベキアの仲間は20数種が北米に分布していますが、ほとんどが黄色が基本の花を咲かせます。

リンネ(Carolus Linnaeus)が植物学を学んだスエーデン・ウプサラ大学のオロフ・ルードベック父子(Olof Rudbeck the Elder ;1630-1702,Olof Rudbeck the Younger;1660-1740)に因んだ名です。
リンネはルドベキア・ヒルタ(Rudbeckia hirta)、ルドベキア・トリロバ(Rudbeckia triloba)や ルドベキア・ラシニアタ(Rudbeckia laciniata)を命名しています。

ルドベキア属は中央部には筒状花だけではなく、同じ長さの鱗片が生えていて、中央部が盛り上がります。また種子には短い冠毛がついている、あるいは冠毛がないのが特徴です。


ルドベキア・ヒルタ「チェリーブランディ」(Rudbeckia hirta 'Cherry Brandy':キク科ルドベキア属)です。
ルドベキア・ヒルタはカナダ・オンタリオ州から米国フロリダ州、テキサス州に分布する株全体に粗毛の生える一年草です。
種小名は「粗毛のある」という意味です。

英国トンプソン・モーガン社が2002年に赤系の花の品種を作出し、その中から朱色とブランディ色の組み合わせを選び出したのが「チェリーブランディ」です。
「チェリーブランディ」という名は同じでも、結構印象が違う花があり、写真の花も朱色が薄く、古くからある黄と褐色の「グロリオサデージー('Gloriosa Daisy')」に近い色合いです。

Rudbeckiacherrybrandy6



ルドベキア・ヒルタ「タイガー・アイ」(Rudbeckia hirta 'Tiger Eye':キク科ルドベキア属)です。

ルドベキアの中では矮性種で、背丈は30cmほど、せいぜい60cm止まりです。背丈の割には8cmほどの大きな花を咲かせます。
米国の Goldsmith Seeds社が作出したF1交配種のルドベキアで、ルドベキアとしては始めてのF1だそうです。
矮性で、良く分枝し、多花性で、花弁が広いという特徴があります。

Rudbeckiaprairiesun3



ルドベキア・ヒルタ「ローランド・イエロー」(Rudbeckia hirta 'Roland Yellow':キク科ルドベキア属)です。
ヒルタの目の矮性種で、背丈は30cmほどで、中心部が黒い園芸種です。
下の「タカオ」とよく似た色合いですが、花の大きさが倍ほど違います。

Rudbeckiarolandyellow1



ルドベキアというと、花が大きくて、炎天下しんなりして咲いているイメージがありますが、ルドベキア・トリロバ (Rudbeckia triloba:キク科オオハンゴンソウ属)は、比較的花が小さく5cmほどで沢山咲きます。これは園芸種の「タカオ(Rudbeckia triloba 'Takao')」です。

ルドベキア・トリロバは米国の中-東部にかけて分布する二年草です。根生葉が3裂するので「3裂片の」という種小名がつけられています。

他のルドベキアより黒っぽい中心がチャーミングです。
英名は花の中心にポイントを置いたのか、「黒い瞳のスーザン(Black eyed Susan)」といいます。

Rudbeckiatriloba5_2




オオハンゴンソウ(大反魂草:ルドベキア・ラシニアタ:Rudbeckia laciniata:キク科ルドベキア属)です。

オオハンゴンソウはカナダのケベック州から米国フロリダ州まで広く分布し、日本には園芸植物として明治中期に移入されたそうです。
種小名(laciniata)は「細裂した」という意味で、地際近くの葉は羽状に5〜7裂し、さらに2〜3裂するからです。

ハンゴンソウ(反魂草:Senecio cannabifolius)は日本に自生するキク科セネシオ属の植物で、反魂とは「死者を蘇らせる」 という意味です。そのハンゴンソウに似て大きいということでつけられた和名です。

背丈は2mほどの大きさで、同じように大きいキクイモ(菊芋:Helianthus tuberosus:キク科ヒマワリ属)とよく似ていますが、他のルドベキアと同様、中心が盛り上がっており、花弁が垂れるところが違っています。

繁殖力が強く、外来生物法の特定外来生物に指定され、有害植物として扱われています。

Rudbeckialaciniata4


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