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2012年7月24日 (火)

エチオピアのアスパラガス 
Asparagus aethiopicus

スギノハカズラ(アスパラガス・エチオピクス:Asparagus aethiopicus:ユリ科アスパラガス属)が咲いていました。


Asparagusaethiopicus1


Asparagusaethiopicus2


Asparagusaethiopicus3


アスパラガス属は、ユーラシア大陸やアフリカ大陸に約300種が自生しています。常緑の多年草です。
よく知られている植物ですが、異学名が非常に多く、重複して登録されているようです。種類数が120という説があり、整理すればそれぐらいに減るのかもしれません。

スギノハカズラは「園芸植物大辞典(小学館)」では学名がアスパラガス・デンシフロルス(Asparagus densiflorus)となっています。
しかしアスパラガス・エチオピクスは長くアスパラガス・デンシフロルスと混同されており、アスパラガス・デンシフロルスの園芸種「スプレンゲリー」(Asparagus densiflorus 'Sprengeri')と記載されている資料も多く見られます。今では別種とされています。

スギノハカズラは南アフリカ原産の多年性草本で、6枚の花被(花弁)片が反り返った小さな花を咲かせます。
1〜2cmの仮葉を十文字につけ、枝は四方に広がって下垂します。葉は堅くて尖っていて結構硬くて手にあたると痛いです。
根は球根のように太いそうです。

小さな赤い実を稔らせ、中には黒い種子がひとつあります。

属名はギリシャ語の asparassoに由来し、「刺す」という意味です。
種小名エチオピクスは「エチオピアの」という意味ですが、最初に発見されたのがエチオピアだったのでしょう。

アスパラガス・スプレンゲリー(Asparagus sprengeri)という異学名を持ちますが、これはドイツの植物学者カール・スプレンゲル(Carl Ludwig Sprenger:1846-1917)さんに由来します。
スプレンゲルさんはカンナやユッカ、マグノリア(Magnolia sprengeri)にも名を残しています。
それでスギノハカズラの英名は「スプレンゲルのアスパラガス(Sprenger's asparagus)」です。

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