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2012年8月 4日 (土)

ザンビアのグラジオラス 
Gladiolus murielae

ご近所にグラディオルス・ミュリエラエ(Gladiolus murielae:アヤメ科グラジオラス属)が咲いていました。


Gladiolusmurielae1


Gladiolusmurielae3


Gladiolusmurielae2


グラジオラス属は地中海沿岸、熱帯アフリカ、南アフリカ、西アジアに約260種が分布しています。

グラディオルス・ミュリエラエはエチオピア原産と思われていたのでエチオピアの旧名アビシニアの名が冠された Abyssinian gladiolus(アビシニアのグラジオラス)という英名があります。
実際はもっと広い範囲のマダガスカルを含む熱帯アフリカ東部の山岳地に分布しています。

以前は約30種ほどがアキダンテラ(Acidanthera:「尖った葯の」という意味)属に分類されていましたが、今はアキダンテラ属はすべてグラジオラス属アキダンテラ節に再分類されています。

グラディオルス・ムリエラエは分類について色々変遷があり、それがネットに上がっている正式な学名を混乱させています。

グラディオルス・ムリエラエはアキダンテラ属の時にはアキダンテラ・ビコロル(Acidanthera bicolor)と呼ばれていました。
ところがグラジオラス属に分類された時グラディオルス・ビコロルはすでに存在したためグラディオルス・カリアンツス(Gladiolus callianthus)に改められました。
しかしアキダンテラ属の時につけられたアキダンテラ・ミュリエラエ(Acidanthera murielae)という異学名の方がカリアンツスよりも以前に登録されていたため、最終的にはグラディオルス・ミュリエラエが正式な学名になったのです。

グラディオルス・ムリエラエは長さ50cmほどの細い剣状の葉を数枚出します
8月から9月にかけて、50〜90cmの茎頂に穂状花序に香りのある花をつけます。
最終的には10花ほどを開きますが、同時には1輪か2輪しか開きません。
花は幅5〜7cmの白い星形をしており、8cmほどの細長い筒部を持っています。
花の喉部には紫色の紋が入っていたので、最初ビコロル(「2色の」という意味)という種小名がつけられました。

属名グラディオルスはラテン語で「剣の」という意味で細い剣状の葉を指しています。
以前の種小名カリアンツスは「美しい花の」という意味です。
種小名ミュリエラエはザンビアの一地方名「ミュリエル(muriel)」を指しているものと思われます。
トウショウブ(唐菖蒲)、オランダショウブ(阿蘭陀菖蒲)という名で流通していることもあります。

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