« 2012年8月18日 | トップページ | 2012年8月21日 »

2012年8月20日 (月)

山のゲウム 
Geum japonicum

山にダイコンソウ(大根草:Geum japonicum:バラ科ダイコンソウ属)が咲いていました。


Geumjaponicum4


Geumjaponicum6


Geumjaponicum5


ダイコンソウ属は北半球の温帯から亜寒帯にかけて50種ほどが知られており、その内5種が日本に分布しています。

ダイコンソウは日本以外に中国にも分布し、山地の雑木林や山道の縁などで見ることが出来る多年草です。

根出葉は羽状複葉で、その様子が大根に似るので、この和名がつけられています。
株全体に柔らかな毛が密生しています。

花は夏に、高さ50cmを越す茎を立て、枝分かれした先に直径1~2cmの黄色い花を数輪つけます。
花の中心には多数の柱頭があって、花柱の先がS字状に曲がっています。熟した頃に先端が落ちて鉤形になり、服や動物の毛にくっつくようになります。種子が熟すまではひっつき虫にならないようになっているそうです。

本属を含め、バラ科のキジムシロ属、オランダイチゴ属などの花には、萼の外側にもう一対の萼がありますが、この萼状の構造を副萼片と呼びます。
ダイコンソウの副萼は細く、短いので目立ちませんが、真ん中の写真には、よく見ると写っています。

属名ゲウムはgeuo(美味な)というギリシャ語に由来し、ローマ帝国時代の博物学者プリニウス(Gaius Plinius Secundus)が本属のある種類につけたと言われています。
種小名ヤポニカは「日本の」という意味です。

| | コメント (0)

« 2012年8月18日 | トップページ | 2012年8月21日 »