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2012年8月27日 (月)

山のホトトギス 
Tricyrtis macropoda

山でヤマホトトギス(山杜鵑:トリキルティス・マクロポダ:Tricyrtis macropoda:ユリ科ホトトギス属)を見かけました。


Tricyrtismacropoda4


Tricyrtismacropoda5


Tricyrtismacropoda6


ホトトギス属はアジアに約20種が分布し、その内10種が日本に自生しています。
ユリ科の植物なので花被片は6枚ありますが、3枚ある外花被片の根元に小さな距があり、袋状に膨らんでいます。
花形には2種類あって、上向きに咲いて雌しべが傘のように雄しべにかぶさるタイプと、釣り鐘形で雌しべが短いタイプがあります。

ヤマホトトギスは中部以西の太平洋側の山地の林床などに分布しています。朝鮮半島や中国中部にも分布します。

草丈は40〜90cmで、茎の先や上部の葉脇に散房花序に花をつけます。
花被片には白地に紫紅色の斑点があり、ホトトギス(Tricyrtis hirta)のような花被片の付け根には黄色の斑紋はありません。

葉には油滴模様があり、上部の葉は両面とも短毛があります。また茎の毛は下向きに生えています。

属名トリキルティスはギリシャ語の treis(3つの)と kyrtos(突出した)の造語で、一番下の蕾の写真のように、花被片の付け根にある3個の膨らみを指しています。
種小名のマクロポダは「長い(太い)柄の」という意味で、葉腋から伸びる花柄が長いという特徴を指しているものと思います。

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