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2012年9月 7日 (金)

スプレンゲルのヒガンバナ 
Lycoris sprengeri

リコリス・スプレンゲリ(Lycoris sprengeri:ユリ科ヒガンバナ属)が咲き出しました。


Lycorissprengeri1


Lycorissprengeri2


ヒガンバナ属は東イランから北パキスタンやネパールを経て、東南アジア、北海道を除く日本まで東アジアに20種足らずが知られています。
花被片が反り返り長い雄しべを持つヒガンバナタイプと漏斗型で雄しべが長くないキツネノカミソリタイプがあります。

リコリス・スプレンゲリは中国の雲南省が原産で、キツネノカミソリタイプの花をつけます。
キツネノカミソリ同様、春に線形の葉を根生しますが、夏前に枯れてしまいます。
夏の終わりごろから花茎を伸ばし、茎頂にピンク色の花を咲かせます。
花被片の先は青色を帯びているので、和名はムラサキキツネノカミソリといいます。

種小名スプレンゲリはドイツの植物学者カール・スプレンゲル(Carl Ludwig Sprenger:1846-1917)さんに由来します。
スプレンゲルさんはアスパラガスにも名を残しています。
属名リコリスは、シェイクスピアの戯曲「アントニーとクレオパトラ」で知られる古代ローマの政治家マルクス・アントニウスの妻オクタウィアの名に因むといわれていますが、オクタウィアがどうしてリコリスになるのか皆目わかりません。
ギリシャ神話の海の女神リコリス(Lycoris)に由来するという説もあります。


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