« 2012年9月18日 | トップページ | 2012年9月22日 »

2012年9月19日 (水)

雑草のなかのキンミズヒキ 
Agrimonia pilosa var. japonica

キンミズヒキ(アグリモニア・ピロサ・ヤポニカ:Agrimonia pilosa var. japonica:バラ科キンミズヒキ属)が雑草に混じって空き地に咲いていました。


Agrimoniapilosa3


Agrimoniapilosa4


Agrimoniapilosa5


キンミズヒキ属は温帯北部に15種ほどが知られています。バラ科の中で萼筒に鈎状の棘があるという特徴を持ちます。

基本種のアグリモニア・ピロサは東アジアに広く分布し、キンミズヒキはその日本地域変種ということになります。

キンミズヒキは日本の山野に普通に見られる植物ですからどこに咲いていても不思議ではないのですが、町の中の空き地に雑草と混じって咲いているのは、珍しいことなんでしょうね。
この近所は町の中とはいえ、結構珍しい植物が生えているので、野生のものかもしれません。

夏頃に花の直径が6~10mmの黄色い花を咲かせます。
萼が筒のようになっていて、萼筒の先にはカギ状の棘が多数ついています。
果実が稔ると棘が伸び、ひっつき虫になります。

属名アグリモニアは、古代ローマの医者ペダニウス・ディオスコリデス(Pedanius Dioscorides:40頃-90)が棘が多いケシ科植物アザミゲシ属(Argemone)に似ているので、「Argemoneに似た」と命名した際、綴りを間違えたといわれています。大学者が後世まで恥を曝すことになってしまいました。
種小名ピロサは「軟毛のある」という意味で、株全体に微毛が生えています。

| | コメント (0)

« 2012年9月18日 | トップページ | 2012年9月22日 »