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2012年10月15日 (月)

老眼の目には似ている 
Siegesbeckia glabrescens &

老眼の目にはアメリカセンダングサにしか見えなかったのですが、コメナモミ(雌生揉:Siegesbeckia glabrescens:キク科メナモミ属)が山に咲いていました。
以前も山にアメリカセンダングサ?と思い違いしたことがありました。


Siegesbeckiapubescens2


Siegesbeckiapubescens3


Siegesbeckiapubescens4


コメナモミは台湾を含む東アジアに分布して、日本では全国各地の山野の荒れ地や道ばたで見かける一年草です。
葉っぱのような5枚の総苞外片があり、総苞内片はおとなしく花を包んでいます。総苞片には小さな突起のような腺毛があります。腺毛から粘液を出して、動物の毛などにくっつきます。
頭花の周囲には舌状花があるようですが、小さくてよくわかりません。よく見ると筒状花の先は5裂しています。

和名のコメナモミとは小さいメナモミという意味です。
属名シーゲスベッキアはプロシア出身のシーゲスベック(Johnn Georg Siegesbeck:1686-1755)さんに由来します。シーゲスベックさんは医師をしながらサンクトペテルブルグの植物園の監督をし、ロシア科学アカデミーの植物学の教授を務めた人物です。リンネの非道徳的行為を面と向かって批判したため、その方面では悪名の高い人でした。後年リンネはその仕返しに、このつまらない植物に Siegesbeckia と命名しました。植物とは無関係のいわくつきの学名がつけられという逸話を持っています。
種小名グラブレッセンスは「やや無毛の」という意味で、茎や葉に無毛に見えるほど毛が少ないことを示しています。毛の多いメナモミとの比較だと思います。


次は私の目ではコメナモミとよく似ているアメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草Bidens frondosa:キク科センダングサ属)です。


Bidensfrondosa1_2


Bidensfrondosa2


アメリカセンダングサは北アメリカ原産で、全国各地で目にすることのできる一年草ですが、花の時期が短いので気がつかないで見過ごすことの多い植物です。

冬に咲くウィンター・コスモス(Bidens laevis)の仲間です。
このような5〜10枚の葉っぱ状の総苞片があり、頭花は濃黄色の筒状花のみです。
葉は羽状複葉で、栴檀(Melia azedarach:センダン科センダン属)の葉に似ているのでこの名があります。

属名のビデンスはラテン語のbi (2)とdens(歯)の造語で、痩果に2本の棘があるからです。アメリカセンダングサは扁平は痩果です。
種小名フロンドサは「葉面の広い」という意味です。

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