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2012年11月28日 (水)

真っ白のビバーナム 
Viburnum carlesii 'Eskimo'

ご近所でビブルヌム(ビバーナム)「エスキモー」(Viburnum carlesii 'Eskimo':スイカズラ科ガマズミ属)が狂い咲きしていました。


Viburnumcarlesii1


Viburnumcarlesii2


Viburnumcarlesii3


ガマズミ属は北半球に120種が知られていて、ほとんどが温帯に分布しています。
東アジアに多く分布し、中国に約40種が知られており、日本には30種が分布しています。
ガマズミ属は春に咲きますが、今頃くのは狂い咲きと言っていいんでしょうね。

「エスキモー」はビブルヌム・カールズーの系統に属するガマズミで、正確にはビブルヌム「カインガ ('Cayuga' ,Viburnum x carlcephalum:Viburnum carlesii x Viburnum x macrocephalum)」が直接の親だといわれています。
カールズーは暖地では常緑で、厚みのある葉を赤く染めて冬を越します。春の開花ではボール状に純白の花をつけます。
葉は比較的小さめの楕円形で、厚みがあります。葉裏は微毛が生え、灰緑色をしています。
カールズーの蕾はピンクですが、「エスキモー」はこのように蕾も白い品種です。

学名を ビブルヌム・カールズーとするのは間違っているような気がしますが、「エスキモー」は蕾の色以外カールズーの特徴を色濃く持っています。
「エスキモー」はカールズーより矮性です。

良い香りがするので koreanspice viburnum(朝鮮香料ガマズミ)と呼ばれていますが、ニンニクの臭いがするわけではありません。
種小名は中国や朝鮮半島の植物を調査した米国の探検家カールズ(Carles, William Richard:1848-1929) さんに因みます。
属名のビブルヌムはラテン語で、ガマズミの一品種に対して使われていた名称のようです。意味は不明とされています。
ビバーナムは、学名の米国発音のようです。

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