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2012年12月 8日 (土)

グリーンのアマリリス 
Hippeastrum calyptratum

ヒッペアスツルム・カリプツラツム(Hippeastrum calyptratum:ヒガンバナ科ヒッペアスツルム属)が咲きました。


Happiastrumcalyptrata1


Happiastrumcalyptrata2


Happiastrumcalyptrata3


ヒッペアスツルム属はブラジル、ペルーを中心に中米メキシコからチリ、アルゼンチンにかけて70種が知られています。半耐寒性の球根植物で、園芸的にはアマリリスと呼ばれています。
しかし茎が中空で、花の時期に葉がありますのでアマリリス属(Amaryllis)とは区別されます。

カリプツラツムはヒッペアスツルム属の中ではユニークな種類で、コウモリによって受粉し、花はプラスチックが燃えた時の臭いがすると言われています。

自生地はブラジルのマタ・アトランティカ(Mata Atlântica:ブラジル大西洋岸の北部から南部にかけて分布するアマゾンと並ぶ大森林地帯)のオレガン山脈(Serra dos Órgãos:ブラジル南東部)で、海抜1200mほどの山地の苔むす樹上に着床して大きくなったり、明るい石灰岩の岩場に根を張って育ちます。

秋に花茎を50cmほど延ばし、晩秋から冬にかけてグリーンの漏斗状の花を散形花序につけます。
雄しべは6本で、子房は3室に分かれています。
夏に一旦休眠して、葉が枯れてしまいます。休眠期間は1ヶ月ほどです。
ところでプラスチックの焦げた臭いを確かめるために毎日花の匂いを嗅いでいますが、プラスチックの焦げた臭いどころか何の香りもしません。

アマリリスというと深紅の大きな花を思い浮かべますが、ヒッペアスツルム・カリプツラツムは地味な花です。わたしは赤いアマリリスより、こちらの方が好みです。

属名はギリシャ語で馬を意味する hippos と宇宙や星を意味する astron の結びついた言葉ですが、どのような特徴を指しているか不明です。
種小名は「フード(calyptra)」と「定められた、確かな(ratum)」という意味で、花に覆い被さるものがあるということを意味していると考えられ、それぞれの花が花苞に包まれていることを指しているのかもしれません。

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