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2013年4月30日 (火)

濃紺のムスカリもどき 
Bellevalia paradoxa

ベレバリア・パラドクサ(Bellevalia paradoxa:ユリ科ベバリア属)が咲いています。


Bellevaliaparadoxa3


Bellevaliaparadoxa1


Bellevaliaparadoxa2


ムスカリとして売られていますが、ムスカリ属ではなく、よりヒヤシンスに近い種類です。
Richeria属やGuarania属という異学名を持つベレバリア(Bellevalia)属の植物です。

ベレバリア属は主として地中海の東沿岸から中西部アジアにかけて約70種が分布しています。
ベレバリア・パラドクサはアナトリア(いわゆる小アジア)の海抜500〜3000mの少し湿った岩の多い草原に分布しています。

ベレバリア・パラドクサは直立する2〜3枚の葉っぱに抱えられて、2〜3本の花茎を立てます。花はムスカリより一回り大きいぐらいですが、花が開くにつれ花茎を伸ばし、背丈は30cmほどに育ちます。
また花が開くと花柄が伸び、だらしなく垂れ下がるように咲きます。
他に葯が黄色いなど、この花の様子がムスカリとは違っています。

ベレバリア・パラドクサはベレバリア属の中ではムスカリのような姿に園芸的価値が見いだされていて、園芸化が進められています。

以前は異学名のベレバリア・ピクナンサ(Bellevalia pycnantha:ピクナンサは「密に花のつく」という意味)で流通していました。
属名はフランスの植物学者でモンペリエ植物園の初代園長ブルバール(Pierre Richer de Belleval:1564-1632)さんに由来します。
種小名のパラドクサは「 不一致の、矛盾した」という意味で、ベレバリア属の中では特異な特徴、ムスカリ風の姿を持ってるということでしょう。

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