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2013年5月 9日 (木)

モラエア3種 
Moraea collina, ochroleuca & elegans

ご近所のプランターに園芸的にはホメリアで流通しているモラエア(Moraea:アヤメ科モラエア属)が咲いていました。

ホメリヤ(Homeria)の仲間は今日ではモラエア属(Moraea)に含まれてしまい、モラエア属のホメリヤ類という区別がされています。
モラエア属のホメリヤ類は南アフリカに30種ほどが知られています。ほとんどはケープ地方の冬(暑い季節)に雨が降る地域に自生します。
球根から出る細い葉は1枚だけで、他は花茎を包むように何枚かがついています。一日花が1茎に数輪、房状につきます。

属名モラエアは英国の植物学者のロバート・モア(Robert More:1703–1780)さんに因みます。
また旧属名ホメリヤはギリシャの詩人ホメロスに因むという説がありますが、会合するという意味の homereo に由来し、雄しべが筒状になって雌しべを取り囲む様子を指していることによるようです。



このオレンジ色の花はモラエア・コリナ(Moraea collina:アヤメ科モラエア属)で、この色だけではなくピンクや黄色の花も咲かせます。
南西ケープ地方の低い山の傾斜地や谷に生えています。
種小名のコリナは丘という意味で、自生地を指しているのでしょう。

Homeria2



これはオクロレウカ(Moraea ochroleuca:アヤメ科モラエア属)です。
北西ケープ地方や南西ケープ地方の傾斜した岩場の砂地に分布しています。
黄色やオレンジ、あるいはその2色の花を咲かせます。
嫌な香りがするそうです。
種小名オクロレウカは「帯黄白色の」という意味です。

Homeria1



この奇妙な色合いの花はモラエア・エレガンス(Moraea elegans:アヤメ科モラエア属)です。
南西ケープ地方の粘土土壌の傾斜地で冬遅くから花を咲かせます。
花被の黒い模様は受粉昆虫を呼ぶためだと言われています。
エレガンスは「優雅な、風雅な」という意味です。

Homeria3

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