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2013年6月 9日 (日)

花の大きなアスクレピアス 
Asclepias speciosa

アスクレピアス・スペシオサ(Asclepias speciosa:ガガイモ科アスクレピアス属)が咲いています。


Asclepiasspeciosa1


Asclepiasspeciosa2


Asclepiasspeciosa3


Asclepiasspeciosa5


アスクレピアス属は北米とアフリカに100種以上が分布しています。
花冠は5裂して反転して開きます。花のように目立つのは副花冠で、花冠と同様に5裂し、副花冠の付け根から牙状の突起が飛び出します。

アスクレピアス・スペシオサは北米中央部から東部に分布していますが、それ以外の州にも広がっているようです。
茎は柔らかいけれど太く、分枝せず50cmほどに直立します。花が開くと、その重さで花序がかしげていきます。
葉は大きく、やや厚みがあり、全縁の細い楕円形で、短い葉柄で対生してついています。

花は茎の頂点に散形花序につきますが、アスクレピアス属の中では蕾の数は少ない方です。また副花冠の大きさは径1cmほどで、青みがかった薄いピンク色から薄紫色までつけます。
アスクレピアス属では花が大きく、肉眼でユニークな花の姿が観察可能です。

冬に地上部は枯れますが、春にしっかりした芽を出します。
アスクレピアスは夏の暑さはびくともしませんので、園芸的に夏の優れた植物だと思います。

一番下の写真のようにヒメジュウジナガカメムシ(Tropidothorax belogolowi:ナガカメムシ科)がやってきて愛を育んでいました。幼虫はガガイモ科植物を食性とするようです。

属名アスクレピアスは、ギリシャ神話のアスクレピオスに由来するという説と紀元前100年頃のローマの名医アスクレピアデスに因むという説があります。いずれにしても薬効を持つ種類があり、それに由来しているようです。

種小名スペシオサは「美しい、華やかな」という意味ですが、確かに大きなピンクの花はアスクレピアスの中ではピカイチでしょう。

英名は milkweed で、葉や茎から白い粘液を出すからです。これに薬効成分を含むようで、アメリカ先住民は全草を薬として用いたと言われています。

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