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2013年7月 6日 (土)

アカンサス色々 
Acanthuses

アカンサス(Acanthus:キツネノマゴ科ハアザミ属)が咲いています。
アカンサス属は地中海を中心に、熱帯アジア、熱帯アフリカに約50種が知られています。
多くは背の高い多年草ですが、木本もあるそうです。
花の下には花を支えている鋭い棘状になった苞葉があり、「トゲ」という意味のギリシャ語 acanthe に由来する属名が付けられています。



これはアカンサス・スピノスス(Acanthus spinosus:キツネノマゴ科ハアザミ属)です。


Acanthusspinosus6


Acanthusspinosus7


スピノススは地中海沿岸原産の常緑多年草です。
建築デザインのコリント様式の柱頭の飾りをアカンサス模様といいますが、このスピノススをモデルにしたといわれています。

葉は深裂し、裂けた葉の先にはサボテンのような硬いトゲがあります。この特徴がスピノスス(トゲの多い、刺々しいという意味)という種名になっています。

花は上唇が退化していた唇形花で、白い花弁(要するに下唇弁)を覆っている紫色がかったカバーは萼です。
萼を持ち上げると、2枚目の写真のように毛が生えた葯が見えます。葯に隠れて未成熟の雌しべがあります



これはアカンサス・モリス(Acanthus mollis:キツネノマゴ科アカンサス属)です。


Acanthusmollis7


地中海沿岸から小アジア、北アフリカ原産の常緑性の草本です。
スピノススは高くても背丈は1mを越えることはありませんが、モリスは1m以上になります。

葉は濃いグリーンでツヤがあり、棘のついたギザギザの縁なので花が無くても見間違うことはありません。
種小名のモリスは「軟らかい、軟毛のある」という意味ですが、株全体に全く毛は生えていません。たぶんスピノススに比べると棘が優しいことを示しているのだと思います。



これはアカンサス・モリス・アルバ(Acanthus mollis f. alba:キツネノマゴ科アカンサス属)です。


Acanthusmollisa4


Acanthusspinosus8


このアカンサス・モリスの白花種で、普通種の萼は紫に染まりますが、白花種の萼には色が乗りません。花弁も真っ白です。

花弁の下に棘のある苞葉があり、花びらを支えています。この棘のある苞葉がアカンサスの由来です。
苞葉には白斑が入っています。


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