« 2013年7月9日 | トップページ | 2013年7月11日 »

2013年7月10日 (水)

小さなマドロスパイプ 
Aristolochia debilis

ご近所にウマノスズクサ(馬の鈴草:Aristolochia debilis:ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属)が咲いていました。


Aristolochiadebilis7


Aristolochiadebilis8


Aristolochiadebilis9


ウマノスズクサ属は世界に500種ほど知られており、つる性の多年性あるいは木本の植物です。

ウマノスズクサは河原敷など日当たりの良い場所に生えていますが、ここでは日陰のナンテンに絡んで咲いていました。

花弁のように開いているのは萼で、花弁は退化してしまって、ありません。
パッと見では花の構造がどうなっているかよく分かりませんが、付け根の球状部分に雄しべと雌しべが収まっていて、ここまで虫を誘い込み、このダイニングルームにしばらく閉じ込めるようです。
受粉を確実にする構造になっているのですね。


ラッパ状に開いた先端部分には硬そうな毛が生えています。また萼の上端部は後ろに巻き込んでいます。

いつも見に行く山のハイキングコースのアリマウマノスズクサ(有馬馬の鈴草:Aristolochia onoei)には蕾が出ておらず、今年は花をつけないようです。

ウマノスズクサの種小名は「弱小な、脆弱な(debilis)」という意味で、花が長さ3cmほどで小さく、色も地味で目立たないところからつけられたのでしょう。

| | コメント (0)

« 2013年7月9日 | トップページ | 2013年7月11日 »