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2013年9月18日 (水)

秋のクサギ 
Clerodendrum trichotomum

クサギ(Clerodendrum trichotomum:シソ科クサギ属)が実をつけていました。


Clerodendrontrichotomum12


Clerodendrontrichotomum12


Clerodendrontrichotomum13


クサギ属は世界に広く分布し、150種とも450種とも言われています。
クサギ属1990年代にクマツズラ科からシソ科に移されています。

クサギは日本全土、台湾・中国・満州・朝鮮に分布する3mほどになる落葉低木です。

蕾の時に萼から出ている長い花筒部は紅色をしていますが、蕾が開くともっと鮮やかな色になっています。

花は先端が5裂し、2.5〜3cmに平開します。雌しべと雄しべは花冠から飛び出しますが、雌しべは余裕たっぷり、上向きに捲いています。

秋になると稔る実は丸い藍色をし、花後に残った紅紫色の萼に包まれているので花のように見え、秋にも花が楽しめます。

クサギは葉を揉むと一種独特の臭気があるのでクサギ(臭木)というひどい名がつけられていますが、特に臭い匂いはしません。独特の匂いというのが正解でしょう。工業薬的な臭いで、昔の人には臭かったのかも知れません。

ヘクソカズラの匂いも臭いという匂いではありませんでしたから、期待が大きすぎるのか、臭さに関してはいつも期待外れです。
私にはドクダミやゼラニューム、パクチー(コリアンダーの葉)の方が臭い匂いに感じます。
葉に反して、花はいい香りがあります。

属名クレロデンデュルムは「運命 cleros」+「樹木 dendron」に由来するそうです。日本語で言えば「運命の木」です。セイロン島(現スリランカ)の2種類を「幸運の木(arbor fortunata)」「不運の木(arbor infortunata)」と呼んでいたことに因んでつけられました。
種小名のツリコトムムは「三分岐の」という意味で、花序の枝が3分岐するところから付いています。
英名は harlequin glory bower(道化師の栄光の木陰)です。

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