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2014年1月 3日 (金)

2種の秋咲きスノードロップ 
Galanthus elwesii var. monostictus & reginae-olgae

ブログの更新をサボると、そのままサボり癖がついてしまい、更新しないまま新年を迎えました。

秋咲きのスノードロップ2種が咲いています。

これはガランサス・ エルウイシイ・モノスティクツス(Galanthus elwesii var. monostictus:ヒガンバナ科ガランサス属)です。

Galanthusmonostictus8


Galanthusmonostictus9


スノードロップの分類は、内側の花びら(内花披)にあるグリーンの斑模様と花茎を抱く葉の様子で区別されます。

よく見かけるガランサス・エルウイシイ(待雪草:Galanthus elwesii)の内花披にはグリーンのハート模様が上下に2個ありますが、このスノードロップはグリーン斑が1個しかありません。

ガランサス・エルウイシイには内花被に逆ハート型の模様がある変種があり、それがモノスティクツスです。

ガランサス・ エルウイシイ・モノスティクツスは100年以上前から知られていたにもかかわらず、誤ってガランサス・コウカシクス(Galanthus caucasicus)として流通していました。
なおガランサス・コウカシクスはガランサス・アルピヌス(Galanthus alpinus var. alpinus)の異学名ですが、それが1996年にエルウイシイの変種として再分類されました。

原産地はトルコ南部のタウルス山脈で、自生地では2〜3月に咲くそうです。園芸種は秋から春にかけて咲きます。
属名はギリシャ語の乳(gala)と花(anthos)に由来し、白い花色を指しています。

種小名は英国の植物学者で旅行家のヘンリー・エルウズ(Henry John Elwes:1846 –1922)さんに因みます。 エルウスさんはヒマラヤや朝鮮を旅行してユリを採取、分類した人物です。
変種名の monostictus は「模様が1つの」という意味です。




次はガランサス・レギナエ-オルガエ(Galanthus reginae-olgae:ヒガンバナ科ガランサス属)です。

Galanthusreginaeolgae1



Galanthusreginaeolgae2


Galanthusreginaeolgae3


ガランサス・レギナエ-オルガエはガランサス・ニバリス(Galanthus nivalis)によく似た(亜種と扱われることもあります)小型のガランサスです。


上のガランサス・ エルウイシイ・モノスティクツスに比べると背丈は1/3ほど、葉も細く、華奢です。


ニバリス同様、内花被には逆ハート型の模様が1個あるだけです。


ニバリスがフランス以東に広く分布するのに対して、レギナエ-オルガエはギリシャやエーゲ海沿岸の低い山地の乾いた森に分布が限られ、秋から春にかけて咲きます。最初に発見されたのはペロポネス半島のタイゲトス山脈だということです。


種小名は「完全(olgae)な女王(regina)の」という意味ですが、詩人のオルファニデス( Orphanides,T.G.)がギリシャのオルガ女王(Queen Olga;1851–1926)を歌った詩に由来するそうです。

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