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2014年3月21日 (金)

細葉のクリスマスローズ 
 Helleborus abruzzicus

ヘレボルス・アブルジクス(Helleborus abruzzicus:キンポウゲ科ヘラボレス属)が咲いています。

 
Habruzzicus1

 
Habruzzicus4

 
Habruzzicus2

 
Habruzzicus5
2010年12月に播種、2011年秋に発芽、2年が経過したヘレボルス・アブルジクスの幼株の現在の様子

 
ヘレボルス・アブルジクスはイタリア・ローマの北、アブルッツィ(Abruzzi)、ラツィオ(Lazio)、ウンブリア(Umbria)地方(州)の、つまりアペニン山脈(Appennini)中部の海抜1000mほどの山中に分布しているそうです。
それでアブルッツィ地方に由来する種小名アブルジクスとつけられました。

私が参考にしている C. Burrell 著 Hellebores : A Comprehensive Guide (2006) によると、ヘレボルスの原種数は16種となっています。
その後 2006年にイタリア南部に分布するボッコネイ(Helleborus bocconei)からリグリクス(Helleborus liguricus)やアブルジクス(Helleborus abruzzicus)が独立した種類と認められました。

アブルジクスの特徴は細い小葉です。細い理由は小葉がさらに先の方から裂けてくるからです。
細い小葉で知られるヘレボルス・ムルチフィダス・ヘルツェゴヴィヌス(Helleborus multifidus ssp. hercegovinus)よりも細く裂けると言われています。
しかし1番下の写真(これは2010年12月にタネを蒔き、2011年秋に発芽し、それから2年が経過した株)のように幼株の内は、全く普通の幅広葉です。

初花が咲くような株になっても細かく分岐する葉がまだ出ていませんが、成熟するにつれ細分していくそうなので、次のシーズンに期待したいと思います。

香りのしない中輪の明るい緑色の花を咲かせます。中輪というのは園芸種と比べるからで、原種では大輪と言うべきでしょうか。

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